なんとなくAOR （#39 Country No.1 Hits of 80's）

毎回、テーマを決めて、
なんとなくAORっぽい曲、
2曲をピックアップする、
このコーナー、今回は、
80年代に、カントリーチャートで、
No.1になった曲、2曲を選びました。

どちらも、これ？
日本で言うところの、
AORぢゃない？？と思うのですが、
カントリーというジャンルに、
カテゴライズされておりますので、
我が国のラジオなどでは、
ほとんどかかってないと思う、
そんな2曲です。

まずは、Top40ファンには、
81年に、37位まで上がった、
"I Loved 'Em Every One"で、
知られるのではないかと思う、
T.G. Sheppardの"Finally"です。



この曲は、その翌年、
82年リリースのアルバムの、
タイトルカットでもあった曲で、
Hot100でも、58位まで、
上がっていたみたいですが、
当時、ラジオで聴いた記憶は、
まず、ありません。



"I Loved 'Em Every One"よりも、
カントリー色は抑えめで、
日本でも、ちゃんと紹介されれば、
そこそこ、話題になったような、
そんな気がするのですが。

そして、もう1曲は、
こちらは、Hot100には、
一度もランクインしたことが無い人で、
当然、この曲も入っていませんが、
87年に、カントリーチャートを制した、
Steve Warinerの"The Weekend"です。



インディアナ州出身のSSWで、
デビューは70年代だったようですが、
最も活躍していたのは80年代で、
9曲も、カントリーチャートで、
No.1ヒットを放っている人なのですが、
なぜか、クロスオーバーヒットは、
現在まで、1曲もありません。

この曲は、同年リリースのアルバム
"It's a Crazy World"からの、
2ndシングルだったようです。



もう、これこそ、
まさにAORでしょ？と思うのですが、
それもそのはずで、自作ではなく、
曲を書いていたのは、
"This Night Won't Last Forever"で
日本でも大人気の、Bill LaBountyで、
その、Billさんの奥さまの、
Beckie Fosterさんとの、
共作曲なんですね。

Steveさんは、他にも数曲、
LaBounty作品を歌っているのですが、
かなり熱心なカントリーファン以外、
日本では、誰それ？
という感じの存在だと思いますので、
興味ある方は、ぜひ、
聴いてみてくださいまし。

※次回は、ビルボードのHot100で、
最高位11位だった曲、
98年の2曲目です。