probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

今週の気になる新曲2曲。

2024-09-10 11:11:47 | 最近の洋楽
今回も、Adult R&Bチャートを、
上昇しているらしい2曲です。

まずは、少し前に取り上げました、
The Shindellasの曲にft.されていた、
元112のメンバー、Q Parkerが、
自らの新曲を発表しておりました。
"Beg"です。



112のほうは、2017年に、
リリースされたアルバム
"Q, Mike, Slim, Daron"を最後に、
脱退してしまっていたんですね。

脱退後も、当然、
活動はしていたようですが、
完全なるソロの新曲は、
これが初リリースのようです。
プロデュースは、
K. Michelleなどを手掛けていた、
Blac Elvisらしいですね。

そして、もう1曲は、
Yolanda Adamsの
"Church Doors"です。



最近、名前を聞かないなぁと、
ちょっと思っていたのですが、
13年ぶりになるんですね。
今週リリースされるという
Newアルバム"Sunny Days"
からの先行カットのようです。

リミックスバージョンのほうで、
ミュージックビデオも公開されています。



そういえば、7月の、
Jam & Lewisの来日公演でも、
Sheleaさんが、
Yolandaさんのヒット曲
"Open Your Heart"を、
パフォーマンスしてたみたいですね。

"Open My Heart"も、
もう25年前...。(^^;)

※次回は、作詞家の、
Will Jenningsさん追悼です。

The Artist : The First & The Final Hit (#93 Sergio Mendes)

2024-09-09 10:51:10 | 天国へ行ってしまったアーティストたち
天国へ旅立ってしまった
アーティストたちの、
最初のビルボードHot100入り曲と、
生前最後となった
エントリー曲をとりあげて、
そのアーティストの功績を、
超ざっくりと振り返る、このコーナー、
今回は、5日に、83才で亡くなった、
Sergio Mendesさんです。

60年代に起きた、世界的な、
ボサノヴァブームをけん引した人、
そう言われておりますが、
自分は、その時代を知りませんで、
その後、ヒットに恵まれなかった、
70年代を経て、83年に、
"Never Gonna Let You Go"と、
アルバム"Sergio Mendes"のヒットで、
再注目された、そこからが、
スタートとなっております。

というわけなのですが、
初のHot100入り曲は、やはり、
こちらになるみたいですね。66年に、
世界デビューとなったアルバム
"Herb Alpert Presents
Sergio Mendes & Brasil '66"
からのヒット"Mas que Nada"です。



もともとは、63年に、曲の作者である、
Jorge Benという人が歌っていた曲の、
カバーらしいですね。最高位は47位。





そして、Sergioさん、
生前最後のHot100入りとなったのは、
自分がリアルタイムで、
まさに聴いていた時代であります、
1984年に、アルバム
"Confetti"からカットされて、
29位まで上がっておりました、
"Alibis"です。



日本でのライブのもよう、
NHKで放送されていたんですね。
昔は、NHKに限らずですが、
洋楽番組が多かったですからねぇ。

ここで、ボーカルをとっていたのは、
"Never Gonna Let You Go"でも、
Leeza Millerという女性シンガーと、
いっしょに歌っていた、
Joe Pizzuloという人ですが、
アルバムでは、
日本でも人気があります、
R&Bシンガーの、
Phil Perryだったんですよね。



"Never Gonna Let You Go"は、
もともと、Earth, Wind & Fireに
用意されていた曲だったそうですが、
結局、不採用になり、
82年に、Dionne Warwickと、
Stevie Woodsが、それぞれ、
自らのアルバムに収録して、
それを、Sergioさんがカバーして、
シングルカットしたところ、
Hot100で、最高位4位の、
大ヒットとなったのですが、
それを知ったのは、けっこう、
あとのことでした。



R.I.P.

https://en.wikipedia.org/wiki/S%C3%A9rgio_Mendes
Sergio Mendes (Wikipedia)

※次回は、気になる新曲2曲です。

Time Machine ~1989~

2024-09-07 20:15:22 | 懐かし洋楽
今回は、1989年の今ごろ、
チャートインしていた曲、
Eddie Murphyの
"Put Your Mouth On Me"です。
(Pop #27 R&B #2)



同年リリースの、歌手としては、
2枚目のアルバムだった、
"So Happy"からの1stカットでしたね。

Eddieさんも曲作りに参加した、
こちらのナンバーは、
Narada Michael Waldenが、
作プロデュースしていて、
Hot100での最高位は、
27位に止まったものの、
R&Bチャートでは、2位と、
85年に大ヒットした、
”Party All The Time”の、
8位を上回る成績だったんですねぇ。

"Party All The Time"を収録した、
最初のアルバム
"How Could It Be?"では、
同曲をプロデュースした、Rick Jamesと、
別曲でのStevie Wonderの参加が、
話題になっておりましたが、
"So Happy"のほうでも、
Naradaの他にも、Nile Rodgersや、
CameoのLarry Blackmonが
手掛けた曲が入っておりますので、
聴きそびれてたよ、という方は、
見かけたら、手に取ってみてくださいませ。

Eddieさん、『ビバリーヒルズ・コップ
/アクセル・フォーリー』に続く
俳優としてのお仕事は、
少しお休みみたいで、
次は、再来年に公開予定だという、
『シュレック』の新作の、
声優としての仕事になるみたいですね。

1989年9月2日付けのビルボードHot100です。

1位は、昨日も話題にしました、
あのシンガーの、あの名曲です。

<1989年9月2日、何があったか?>

人気シリーズの8作目、
『13日の金曜日 PART8
ジェイソンN.Y.へ』
が、日本公開されたのが、
この日だったようです。

https://eiga.com/movie/45439/
『13日の金曜日 PART8
ジェイソンN.Y.へ』
(映画.com)

※次回は、天国へ行ってしまった
アーティスト、93人目です。

reminiscing ("true one-hit wonders") #44

2024-09-06 20:07:45 | 懐かし洋楽
ビルボードのHot100には、1曲しか、
ランクインしていないアーティストを、
懐かしみながら、今、どうしてるのかな?
と、浅く掘り下げようというコーナー、
今回は、1985年に、
最高位24位を記録した、
こちらのグループの、
このナンバーを選びました。



出身は、モロッコなのだそうですが、
ミネアポリスに移り住んで、
音楽活動を始めたという女性、
Ta Maraを中心に結成された
Ta Mara & The Seenの、
"Everybody Dance"ですね。

同年リリースの1stアルバム
"Ta Mara & The Seen"からの
最初のシングルで、R&Bチャートでは、
堂々、第3位を記録していたようです。



アルバムからは、このあと、
"Affection"というナンバーが、
2ndシングルとしてカットされ、
R&Bチャートでは、19位まで上がり、
88年には、2枚目のアルバム
"Blueberry Gossip"をリリース、
タイトル曲が、R&Bチャートに、
ランクインしていたみたいですが、
その後、解散してしまいましたので、
Hot100に入ったのは、結局、
この曲のみとなりました。

Ta Maraの才能を買って、
全面バックアップして、2枚のアルバムを
プロデュースしていたのは、80年代は、
The Timeのメンバーとしても知られた、
Jesse Johnsonでしたが、
ほとんど売れなかった、2ndアルバムも、
カッコよかったんですよね。

さて、Ta Maraさんなのですが、
解散後の90年代は、本名の、
Margie Coxに改名して、
音楽活動を続けていたようで、
2003年には、唯一のソロアルバム
"Margie's Little Demo"を
リリースしていたみたいですが、
残念ながら、現在の活動については、
情報を見つけることはできませんでした。

また、Ta Mara & The Seenで、
ギターを弾いていた、
Oliver Leiberという人は、
のちに、Paula Abdulの、
大ヒットアルバム
"Forever Your Girl"で、
タイトル曲や"Opposites Attract"などを
作プロデュースして、
大成功を収めることになるのですが、
同アルバムの中の1曲、
"I Need You"を提供していたのが、
Ta MaraとJesse Johnsonで、
プロデュースは、
Jesseがしていたんですよね。

いろんなところに、つながっております。



※次回は、Time Machineです。

Soul, R&B備忘録(#13 "Thinking About Your Love")

2024-09-05 10:51:15 | 懐かし洋楽
R&Bチャートではヒットしたのに、
Popチャートでは、
まったくノーリアクションだった、
曲やアーティストを取り上げて、
ウダウダと語ってみるという、
このコーナー、今回は、
1985年に、R&Bチャートで、
最高位10位を記録した、男性2人組
Skipworth & Turnerの、
"Thinking About Your Love"です。



ニューヨーク州のシラキース出身の、
Rodney Skipworthと、
メンフィス出身のPhil Turnerからなる、
Skipworth & Turnerのヒット曲で、
ダンスチャートでは、堂々、
No.1に輝いていたようなのですが、
Bubbling Under Hot 100では、
第4位に終わって、
Hot100には届いておりませんでした。
最高位104位ってヤツですかね。

85年といいますと、いわゆる、
ブラコン全盛のころだと思うのですが、
当時、聴いた記憶はありませんでした。

勢いがあった時代で、聴くべき曲が、
いっぱいありましたもんねぇ。
聴きそびれていた曲でありました。

でも、しっかり、日本盤、
シングルも出ていたみたいですね。
邦題は「想い焦がして」だったようです。



12インチバージョン↓


邦題が「想い焦がれて」の曲なら、
よーく覚えているのですが。(^^;)

Skipworth & Turnerは、
この曲を収録した1stアルバムと、
89年リリースの2ndアルバム
"Harlem Nights"の2枚を残して、
活動を休止してしまったみたいで、
残念ながら、その後のお2人については、
まったく情報が見つけられませんでした。

※次回は、reminiscing
("true one-hit wonders")
第45回です。

「想い焦がれて」のほう↓