
日本ハム大引選手がFA権を行使へ・・・。
日本ハム大引啓次選手(30)が6日鎌ヶ谷の球団施設で会見し、FA権の行使を表明した。
会見では、「今後の野球人生を考えた時他球団の話も聞いた方がいいのかなと思った」「この場で残留宣言をしたかった」とも、
「こういう形になって残念に思っている」「本当は若い選手と今年できなかったことを達成したかった」。
「球団フロントに引き止めてもらったが、野球をやるのはグランドで、現場の幹部に来年も一緒にやろうという言葉が頂けなかった」と。
オリックスからハムに移籍し「この球団にずっとお世話になるといっていた」はずだったが、クライマックス終了後一転てFA宣言することにした。
なぜか、これは私見だが、今季は正遊撃手として132試合に出場し主将としてチームを引っ張ってきた自負があったが、クライマックスでは極端な打撃不振と腰痛もあり、途中交代が幾度もあった。
しかも、若手の台頭や内野手の補強、さらには賢介の戻ってくる話もあり、監督の采配を思うと、けっして来季のポジションが保障されない不安が募ってきた。
デイリースポーツの記事では、大引が、来季の構想について監督に直接会談を求めたが、実現しなかったと本音を明かしている。
選手にはすでに挨拶をすませているところを考えると、栗山監督から言葉をかけてもらえない、意思の疎通が取れない。これがFA行使の一因となったと思われる。
道新スポーツに 「苦渋の選択」 という見出しが載っている。「自分を長く必要としてもらえる球団をさがしていきたい」と。
2010年 森本稀哲 2011年ダルビッシュ 2012年田中賢介、糸井嘉男 2013年鶴岡慎也と日本ハムのために頑張ってきた主力選手が出ていった。
これが日本ハムの体質と思えばそれまでだが一ファンとしては寂しいかぎりである。