終戦の日におもう
今日は76回目の終戦の日です。米国などの世界を相手に無謀な戦いを続けた第二次世界大戦はトップの判断ミスで310万人もの犠牲者を出した。
今更言っても仕方がないが、ドイツが降伏した48年、日本も降伏していれば広島や長崎への原爆投下やシベリア抑留などの悲劇もなかったものと思わる。
トップの判断ミスのつけはすべての国民にかかわる。話は変わるが、今回の新型コロナウイルス感染拡大も日本のトップの初期対応の不手際が起因する。
五輪開会中に菅義偉首相は「人流は減っている」と繰り返した。空とぼけているのか、現実から目をそらしているのか正面から答えようとしなかった。
終戦の日の前後、トップの命令で官公庁などで機密書類や重要文書が焼却され証拠隠滅が図られた。菅政権でもコロナ会議の議事録も作成されていないのではないかと疑う。
いま、東京はコロナ感染拡大で制御不能に陥っている。専門家は「自分の身は自分で守る行動が必要」と呼びかけている。政府の感染対策は失敗だった。
戦災で国土を焼け野原にし、記録も焼いてしまった戦前のトップと同じように菅首相は結果責任も説明責任も負うつもりがないような気がしてならない。