神戸の夜間中学を、3年間通い91歳で卒業したおばあちゃんがいます。
「今日この日を、新たに歩いて行く日にしたい。」と語られたそうですが、その生きる姿勢に感銘を受けました。
聖書では、モーセが、80歳で神の働きに召されています。
普通に考えると、人生も終わりと言う年齢に達した時、生涯で最大の働きに召しだされたのです。
若い時は、エジプトの王子として育ち、その後は、人殺しとして逃げだし、砂漠で羊飼いとして40年間も暮らしました。
その間に、彼は自分の能力のなさを痛感していたと思いますが、器になる方はみんなそこを通らされるのです。
しかし、そこで選びがあります。
砕かれている間に、私も前に経験しましたが、神や人を恨んだり自暴自棄になると、器としては立っていけません。
理不尽と言うところを何度も通らされ、厳しい試練の中で、働きは神がされると言うことを理解し、自分の力ではなく、神により頼む者こそが用いられるのです。
15年位前に、使徒団のロバート・ユーィンさんが、集会の中で私の頭の上に手を置いて「Standing!Standing!」と何度も語ってくださいました。
「立ち続けよ!立ち続けよ!」と言う意味ですが、あれから倒れかけたことが何回もありましたが、神様と良い友人と、祈りのとりなし手の方々の支えでここまで来ることができたのは、本当に恵みだと感じています。
今後ともよろしくお願いいたします。