今日は、マーリンさんの「牢獄から賛美へ」のペン入れうをしています。
マーリンさんが、チャプレンをされていた陸軍の基地は、今でこそ立派な建物になっていますが、1950年代は、木造の建物バンガローのような建物が中心でした。
基地によって、同じ建物のキットを使っていますが、マーリンさんのいたフォート・ブラッグは少し違いました。
そのため、昔の写真を見ながら想像で描いています。
想像力の乏しい私としては、資料のないのが一番困りものです。
しかし、マーリンさんと言えば「感謝と賛美」の方なので、資料がないのも感謝しながら描いています。
まんがを描きながら、いろいろ教えられるのは、幸せです。
本当に感謝なことです。
野田首相の、初心演説の中に、勝海舟の語った言葉を集めた「氷川清話(ひかわせいわ)」からの借用がありました。
日本の政治と言うところで、勝は「政治家の秘訣は、何もない。ただただ『正心誠意』の四字ばかりだ。」と言っています。
「誠心誠意」ではなく「正心誠意」です。
「この四字によりてやりさえすれば、たとえいかなる人民でも、これに心服しないものはないはずだ。また、たとえいかなる無法の国でも、故なく乱暴するものはないはずだ。」と続けています。
これで、「氷川清話」が売れて、ちょっとした勝海舟ブームが起きるかもしれませんね。
勝海舟は、世界を念頭に置いて徳川幕府を処理しました。
そして、徳川家を助けたのです。
貧しい御家人の旗本が、家柄ばかりで何もできない慣習に凝り固まった徳川幕府を見限ったのです。
しかし、徳川家のために、正心誠意努めた人でもありました。
女にだらしがなかったのが、いささか気になりますが、明治時代はまだ、妾が法律で許されていた時代でした。
老後は、かなり偏屈なおじいさんで、1月になると癇癪を起して、みんなに当たり散らすと言うのは・・・・わけが分かりませんが・・・身うちだと付いていけないかもしれませんが、偉大な政治家であったと私は思っています。