最近入手した1943(昭和18)年10月の九州地方巡業「福岡場所大相撲」3日目のパンフレット。
本場所でなくても10日間の興行、しかも戦時中というのが驚き。
横綱双葉山の36連勝中に加えて、照国と安芸ノ海の横綱昇格直後で羽黒山を加えて4横綱…。
戦時下で娯楽が少なくなる中、当時の福岡での盛り上がりが伝わってきます♫開催場所の記載が無いので、少し調べてみようと思っています。
宇佐生まれの私的に、双葉山は郷里の大スター。意識的に、戦時下で発行されていた大相撲関係の雑誌や、双葉山絡みの福岡や大分での古写真や絵葉書も集めていたり…。
明治期から、福岡では永く大阪大相撲を招いての興行をしていたようで、絵葉書や郷土の人気力士の絵葉書もあります。戦後も、1955(昭和30)年11月の福岡スポーツセンター開業にともなう大相撲九州準本場所開催(1957年から本場所)以前から、毎年のように「福岡場所」巡業は行われていたようで、それらと合わせて体系的に収集中。
・新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』
・にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)