記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

博多湾に点在する戦争遺構・海の中道編

2015年06月13日 06時44分55秒 | 福博まちの記憶

6月6日(土)は朝から晴天、ロケハンと運動不足解消を兼ねて朝8時にチャリで出発して海の中道まで往復しました。

寄り道多く実際に帰宅できたのは16時。とりあえず今日の撮影目的その1・テーマ「戦争遺産」、6月19日の「福岡大空襲」70年を前にテーマを決めたので、どの写真にも太平洋戦争の遺構が写っています。わかりますか?

解説が前後しますが、1枚目はアイランドシティと雁ノ巣を結ぶ海の中道大橋から撮影、界隈は雁ノ巣飛行場の水上飛行機の滑走路エリア。下の4枚目写真が飛行場(現雁ノ巣レクリエーションセンター)から水上への誘導坂、現在はヨット置き場に使われているようです。

3枚目の写真、マリンワールド横にある海の中道桟橋そば、ホテル「ザ・ ルイガンズ」芝生広場の波打ち際に遺る海軍博多航空隊の誘導路跡です。ホテル敷地に隣接した「国営海の中道海浜公園」事務所敷地の松林内には海軍博多航空隊時代の正門モニュメントの祈念碑もあります。公園事務所に挨拶に伺い、それらを撮影させてもらいました。

2枚目はJR海の中道駅ホームに立つと正面に見える塀、海軍博多航空隊の施設塀がそのまま遺っています。そして5枚目は、名島神社前にある神功皇后ゆかりの国史跡・帆柱石そばに建つ太平洋戦争先勝祈念碑、これは「九州の戦争遺産」「福岡の戦争遺産を歩く」等の書籍でも紹介されていないようですね。

我々が憩いの時間を過ごすこれらの場所も戦時中は前線基地だったと思うと、平和であることの貴重さを少しだけ実感できそうです。


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