記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

豪華な忘年会よりも手作りの忘年会

2009年12月18日 00時06分28秒 | 福博まちの記憶
 15日の日中は事務所を一歩も出ずにデスクワーク。夕刻、吉原住宅(冷泉荘)
さんにお誘いいただき、福岡ビルストック研究会の忘年会に参加するために外
へ出た。とにかく寒い、元々弱いお腹が冷えそうなので、防寒対策万全にして
いつもの自転車で冷泉へ!途中、やはり寒風に負けてブラジレイロへ寄り道し、
温かい珈琲を一杯いただく。

 珈琲を飲む間、ご主人と福岡のカフェ事情や年末をどれだけの飲食店が越せ
るかといった話題で話す。昔からブラジレイロ店内でかけていた音楽が何かを
質問。有線放送導入後は一貫してクラシック系とのことだが、それ以前は流行
のタンゴや軽音楽をかけていた時代もあったそうだ。近くにコロムビアレコー
ドやビクターがあって、新譜のサンプル盤LPがいつも届けられたとのこと。

 今と違い、音楽が聴ける場所、音楽の流行発信場所のひとつが喫茶店だった
ことの証明だろう。もう50年も前の話である。中洲の盛り場などを中心に、夜
の街、夜の店には「流し」の演奏家が定番で存在した。今はさすがに探すのも
困難か、絶滅していないのであれば見つけ出したい。別府のように、健在なの
を願って捜索を開始、花見の季節にはそういえば時々今でも出没するなぁ。

 路地裏や裏通りにあった喫茶店は、ここ数年で次々に閉店。もちろんスタバ
をはじめとするカフェ・チェーン店の台頭もあるが、喫茶店経営者の高齢化と
それに伴う活力の消失が閉店に至る理由だろう。商工会議所は、中小企業の後
継者育成やマッチング(出逢い)事業に力を入れているが、喫茶店など地域の
文化を担ってきた業種にも注力してほしい。

 ビルストック研究会の忘年会、ゆるい雰囲気の中で各人と有意義な会話。私
好みの空間である。手作りの水炊き料理なども冷泉荘での会合に合う。空き室
を作品発表の場や教室の場として借りるかどうか、来年は早いうちに決めたい
と思いつつ、持参した「記憶探偵キノレオ」DVDの上映も行った。嬉しいこと
に初見の方にも、番組&コーナーのファンにも好評で、制作時の裏話を交えて
解説。「DVDを販売して、買うから」の有り難いお言葉もいただいた。

 来年の抱負にはまだ早いけど、実現するならほしいのはキノレオのDVD化と
ギンギラ・キューピー(笑)。ギンギラ太陽'sのかぶりモノをキューピーが
かぶったら可愛いなと、劇団の皆さんの意見も聴かず「あったらいいな」の
悪いクセである。ちなみに制作はそんなに難しくないらしい。これなら男性
も携帯ストラップに使える??妄想、すみません。

今日の写真は、
10月18日放送の「記憶探偵キノレオ」馬出電停跡でのロケ風景。
DVD5枚組パッケージの映像は、mixiの「mapfan」日記にクローズド公開中。
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