29日は昔お世話になった方のお見舞いで日帰り里帰り。その行きがけに、懸案だった田川市石炭・歴史博物館へ立ち寄り、館長以下が熱心に捜されている(はずの)吉田初三郎「田川市鳥瞰図」絹本肉筆画捜索の経過を伺いました。7年前に市役所や図書館、美術館を含めて捜索も発見できず、今回の「世界記憶遺産」登録に関連して田川の情報発信にも使える資料の再捜索となった模様(直方や飯塚などは地元に絹本あり)。しかし現状は未発見「これは最後の手段として初三郎展をやるしかないっしょ!」とハッパかけて退散しました(笑)。実際、初三郎展を開催した事で話題となり、絹本の所有者が名乗り出てきた事も数回あるので、最も効果を見込める方法。それに、絹本と対となる直筆トレース図(印刷原版)や踏査取材時の記録写真ネガは私が持っているので、展示はすぐに構成可能ですし、地元の方々に観てほしい作品です。
写真は、1953(昭和28)年の作品制作時の初三郎踏査記録ネガより6枚。このうち3枚ほど、昨年11月に発売された「IKKOの字語りエッセイ 道」に写真提供し、IKKOさんの素敵な書道作品とコラボとなってます。http://www.gei-shin.co.jp/books/ISBN978-4-87586-346-5.html