記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

博多の秋は祭りと展覧会、そしてお芝居が面白い!

2009年09月15日 23時55分01秒 | 博多部
 9月に入って涼しい日が続き、朝夕は寒いほど。8日夜は時間を作って、舞
台「エル・スール ~我が心の博多そして西鉄ライオンズ~」を観に行った。今の
場所への博多駅移転に伴い、区画整理で姿を消した旧末広町の長屋を舞台にした
劇団桟敷童子の東憲司さん渾身の作品。

 会場のエルガーラ大ホールに入って驚いたのは、とにかく年齢層が高かった
こと(笑)。それも普通は女性が中心の観劇にあって男性が多いこと。やはり
西鉄ライオンズに惹かれての観劇なのだろう。内容は期待通りに楽しめた。私
のまとめた写真集も参考にしてくれたようで、嬉しい限り。写真集には当時の
博多の庶民の暮らしぶりの判る写真も意識して多く入れたので、少しでも役に
立っていれば幸いだ。会場では海鳥社が写真集の販売もしてくれていた。

写真集「西鉄ライオンズとその時代」

 お芝居を観た後、西鉄ライオンズOBの安部和春さんのお店に顔を出した。
「エル・スール」舞台のことはOBの間でも話題になったそうで、「昨日、豊田
さんに電話して聴いたとヨ」と奥さん。「いつあるっちゃろうか」と言うので
「今日ありました」と言うしかなかった。夜の公演は後ろの方は空席も目立っ
ていたので、OB会や研究会などへ案内が来ていれば、満席になっただろうなと
少し残念だった。

 また、「一番・センター高倉、二番・ショート豊田~」と続く選手紹介も、
本家ウグイス嬢・今泉京子さん独特の言い回しとは似ても似つかず「再演する
機会があれば今泉さんの声でやってほしいな」と芝居の本筋とは関係ない処が
気になってしまって悪いクセ(笑)。舞台そのものが良かっただけに、ファン
の欲目だとは思いつつ…。

 安部さんのお店には稲尾さんをはじめとする西鉄ライオンズOBのサインボー
ルはもちろん、故・仰木さんに連れられて来たという「時の人」イチローのサ
インもある。安部さんの西鉄ライオンズ入団時からのエピソードを色々と伺っ
ているうちに、気づくと時計は夜中の2時(笑)。お客も私だけになって、あ
わてて重い腰をあげて店を後にした。

 スポニチ九州版、イチローが大リーグ9年連続200本安打を達成した記事の
脇には豊田さんの連載記事。15日の回は、豊田さんデビュー時の「伝説のサヨ
ナラトンネルエラー」のエピソード。その舞台となった杵島炭坑グラウンドを
5年前に佐賀県の古川知事らの誘いで訪れた際のことも書いておられた。

 私の手元には、豊田さんが登場した回の佐賀県の広報誌「季刊・佐賀2004春
号」がある。はなわの「佐賀県」の元になった「佐賀をさがぞう~」のフレー
ズも満載の情報誌だ(笑)。我ながら資料収集の幅広さと物持ちの良さに驚く。
この号は、大好きな豊田さんの記事があったので取っておいたもの。

 19日から福岡市博物館で始まる福岡市制120周年記念「福岡近代絵巻」展に
は西鉄ライオンズのコーナーも設けられる。開会式の招待状を送付いただき、
なんとか時間を作って出席するつもりだ。

今日の写真は、11日夜に写真の展示替えが行われた福岡ビル1Fショーケース。
写真選び等でお手伝いさせてもらったもの。毎月、テーマごとに展示替えを行
う予定。今月のテーマは「にしてつ創立記念行事」。かしいかえん、だざいふ
えんなどの記念イベント、西鉄ライオンズ選手のサイン会などの写真を選んだ。


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