記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

春吉橋袂に完成した「平助筆復古堂(1501年創業)ビル」と春吉橋エリアの研究会登壇

2021年03月03日 17時21分20秒 | 福博まちの記憶

来週の2021年3月10日、福岡市・春吉橋エリアの研究会「那珂川ウォーターパークマネジメント研究会」にて、エリアの歴史&景観変遷についてアーキビストとして語らせていただきます。

研究会は参加費無料・Webinar (Youtubeによるオンライン配信・事前申込要)だそうです。

先日、界隈の現状把握のため春吉橋エリアを散策してみました。注目すべきは、架け替え中の春吉橋西南詰に完成した「平助筆復古堂ビル」。開業はまだですがいい感じのロケーションです^_^。

ここには架け替え工事直前まで復古堂の店舗もあって、隣接して大正期に建てられた店主・河原田家の別邸の一部が10年ほど前まで遺ってました。上下の写真は、手持ちの「平助筆復古堂別邸」シリーズです。

平助筆復古堂の本店はもともと博多麹屋町(現・博多座の北側)にあり、復古堂ビルが建っています。

1501年(文亀年間)創業、新しいビルのサインにも「fukkodou since 1501」の文字が入っています。復古堂の詳しい歴史は、公式サイト「復古堂の歴史・沿革」をご覧ください。貴重な図版や写真も掲載紹介されています。1945(昭和20)年の福岡大空襲で麹屋町の本店は焼失し、この場所にあった別邸が焼け残りました。貴重資料の多くはここに保管されていたもののようです。

市内随一の老舗は戦後、新天町へも進出し盛業中。明治から大正にかけては、絵葉書の版元として観光絵葉書も制作販売していましたので、春吉橋そばにあった別邸の絵葉書もあるわけです。

どんなテナントが入っても最高のロケーション、コロナ禍後の賑わいの中心になりそうで楽しみです。

 

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LOVE FM 76.1MHz 「JAL九州歴史ロマン街道」2020年4月より9月まで第2クール放送(毎月第3・第4・第5土曜日13:00〜13:30)。コロナ禍の影響で放送は終了されました。

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