記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

仕事の合間に地図の楽しさ、奥深さに浸る。「理想郷日本を描く~鳥瞰図絵師吉田初三郎」

2007年05月31日 23時21分16秒 | 吉田初三郎
 今週は月末間際の仕事の忙しさに加え、日曜日の炎天下での運動会後、身
体のダルさが続いてしんどい数日となった。相変わらず晴天続きだが、光化
学スモッグは発生しているようで、今週末に運動会を予定している学校はと
にかく気をもんでいるようだ。

 29日、佐世保の花園中から嬉しい連絡が入った。先日、私がお手伝いし
て試みた「校内マップ」が発展し「コミュニケーション能力向上」のモデル
として打ち出すこととなり、同日には地元新聞社やTV局が取材に来たとい
うことである。福岡では放送は無さそうだが「番組」「記事」になれば送付
していただけるとのことで、楽しみが増えた。

 仕事の合間に、先生から送られてくる資料、生徒が考えたテーマや役割分
担資料などに目を通す。なるほど、と言いたくなるテーマもあれば、もっと
絞り込むと面白い、もっと視点を変えると面白いというテーマもあって、そ
れに気づいた点をアドバイスしてメールでやり取りしている。とにかく先生
の熱心さにはアタマが下がる。

 時間があれば、ユーキャンが発売した「極める」シリーズの吉田初三郎D
VDを観ている。「理想郷 日本を描く~鳥瞰図絵師 吉田初三郎」と題さ
れた特別編の映像には、私がとにかく気に入っている初三郎「阿蘇大観図」
(原題は阿蘇付近之図)や、奈良ホテルにある原画、そして福岡市博物館に
ある原画などが映像で紹介されているからである。

 ただ、映像のナレーション中で少し気になるところがあり、研究者として
は残念な勘違いもあって、映像を観るたびに一喜一憂している。ナレーショ
ンの言い方ひとつでこれだけ印象が違うのか、と思ったカ所もある。映像を
創る仕事にも関わっているだけに、専門分野というか知識のある分野だと、
ナレーションひとつがこれほど気になるのか、と改めてその重要性に気づい
た次第だ。

 初三郎に関して、もっとリーズナブルな作品紹介DVD集があればいいな
と思う。2000点に及ぶという膨大な数の鳥瞰図作品はじめ、美人画や風
景画などの集大成ものとしてである。

今日の写真は、私の所有する戦後の初三郎原画である。昭和25年「宮崎市」。
今は無い橘デパートや旭屋デパート、宮崎空港はまだ赤江空港であり、
設置された当時の宮崎大学学芸学部などが見える。

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