ブラタモリ福岡編、放送日が近づき少しずつ内容が公開されてきましたね。今回、お声かけいただき「福岡と鉄道編(9月19日放送予定)」のシナリオに最初から関わり、貴重な経験をさせていただきました。雑誌記事などで本編の詳細が少しずつ明らかになってきました。
記事「タモリ、凱旋!「ブラタモリ」で福岡へ(walkerplus.com)」
そういえば8月29日の放送後、すでに博多編のCMが流れてます。
最初に打ち合わせに来られた5月頃は「博多編(9月12日放送予定)」も「福岡と鉄道編」も内容が決まっておらず、博多部は高低差や坂がないので大変だという感想でした。私は博多編には関わりませんでしたが、「博多発展の謎と昔の地形の名残りは、博多部の波打つような微妙な高低差(例えば明治通りが一番低く、昭和通りや国体道路が高い)にありますよ。視点を変えると面白いかも」と返答。市博や埋蔵文化財センターのスペシャリストの方々が最高のシナリオに練り上げてくれているようで、しかも博多総鎮守・櫛田神社をはじめ博多の馴染みある方々が多数出演されているそうで、放送が楽しみです。
上の写真は(C)NHK「ブラタモリ」公式サイトより
その間、私が担当した「福岡と鉄道編」は最初から鉄道がテーマだった訳ではなく「福岡のまちの発展の謎」をテーマにして打ち合わせを繰り返す中で様々なアイデアを出しました。幾度のロケハンを経て「タモリさんが鉄道ファンになった原点を辿り、都市発展の謎を解く」という本番シナリオに決定。その過程は、実は私の過去のブログをみていただければ下見やロケハンを重ねていたことがわかると思います。
最初はディレクターさん一人でしたが、打ち合わせのたびにディレクターの数が増え(笑)映画撮影並みに大掛かりになりました。いつもお世話になっている西鉄の吉富さん(出演、写真右)をはじめ、西鉄さんやJRさんの全面協力で素晴らしい展開になっている模様です。
様々な理由でボツになったネタのいくつかはタモリさんが移動中に「そういえば~」と掘り返してくれる一幕もありました(笑)。私が出演した部分でディレクター一押しの場面を泣く泣くカットという裏事情も(笑)。本編ではあっと驚く展開だけでなく、小ネタや秘密兵器、そしてブラコレのコーナーもタモリさん最高のリアクションを見ることができました。
本編はカットされた部分も多いそうで、できれば鎌倉編のように完全版が放送されたらいいな、と思っています。そのためには福岡での視聴率が高いことが条件かも。個人的には、一昨年の日テレ「秘密のケンミンSHOW」福岡編の地元視聴率32.6%を超えてほしい(笑)。
とりあえずブラタモリ福岡編、乞うご期待です!