シティ情報ふくおかを昭和51年10月の創刊号からチェック中。こんなに面白
いものだったのかと驚くほど内容が豊富。今、重鎮になっている名士の方々も
いたるところで登場し、しかも10代だったり学生だったり、まるでウォーリー
を探せ状態で誌面の隅々までしっかり見ないと気づかない。
商店街やビルの詳細見取り図(マップ)を描いているのは駆け出しの頃の上
山敏彦(うえやまとち)さんだったり、知人のイラストレーター・柿添向一郎
さんだったり(のちに西鉄沿線タウンマップなどで活躍)、いつも写真撮影を
お願いする遠江晃さんだったり(サミット蔵相会合や海峡ドラマシップのポス
ター写真、ほっかほっか停時代のポスター写真など多数)。
創刊2周年記念のノンセクション人気投票で見事第1位に輝いたのが、19歳
の若き筆師・金太夫さんだったのにびっくり。なんといっても創刊号からラテ
欄(ラジオ・テレビ欄)が充実していることも新鮮な驚き。懐かしい番組名も
たくさん載っていて、しかも番組やアナウンサー紹介も手を抜いていない。基
本的に当時の若者向け(今は50~60代になっている世代)向け番組中心。
TBS「ザ・ベストテン」は最初「速報!歌のベストテン」のタイトルだった
とか、日テレ「紅白歌のベストテン」の方が歴史がずっと古かったとか、子ど
もの頃は知らなかったことも確認できる。そして、新規開店のお店情報も創刊
号から充実。これらの写真資料がもし遺っていれば、大変な文化遺産なのにと
少々残念。しかも、県立図書館に全巻バックナンバーがあるが、この10数年の
間に閲覧希望したのは我々だけのようだ(笑)。活用しようよ!
当然ながら岩田屋や大丸、玉屋、新天町など福博商業界の凝った広告が毎号
掲載されていて、これも楽しい。開業直後の天神コアの連続広告はキャッチ・
コピーも秀逸である。創刊号の特集は新館がオープンしたばかりの岩田屋。ヤ
ング直撃インタビューと題し「岩田屋新館はほんとうに新しいのか!」と挑戦
的なタイトル。当時のデパートはナウなヤングには縁遠い存在だったからだ。
毎号テーマ別に掲載されている「CITY MAP」も秀逸。銭湯の回では、市中
心部に50近くの銭湯が記載され、今とは隔世の感。創刊号の頃はベイ・シティ
・ローラーズの全盛期。あのねのねが復活ライブをしているのも笑える。アリ
スは電気ホール(今春解体)でライブを行い全席指定1,800円。70s洋楽好き
にはたまらないバックマン・ターナー・オーバードライブのコンサートが九電
記念体育館で行われている。
映画館も中洲だけで「ピカデリー1・2」、宝塚会館の「東宝名画座」「宝塚
劇場」「東宝シネマ」「スカラ座」、「東映パラス」「多門日活」「福岡東映」
「東映グランド」「福岡東宝」「文化オークラ」「福岡松竹」「シネマ1・2」
「大洋映劇」「ニュー大洋」「福岡グランド」「中洲映劇」と19館。今は大洋
ただ1館が遺るのみで、これも隔世の感だ。
創刊号が発売になった頃始まった懐かしのTV番組といえばアニメ「ドカベン」、
10月6日放送開始とある。ドラマでは「俺たちの朝」「新・座頭市」「気まぐ
れ天使」「桃太郎侍」など。この頃はドラマも8時台の子どもが見る時間のも
のは観ていたので懐かしい。金曜日は「カックラキン大放送」を観て「太陽に
ほえろ!」を観ていたことなど、番組表から確認できて思い出すことも多い。
しばらくは雑誌のチェックで楽しめそう。この中から「使える」面白いネタ
をどれだけ抜き出せるだろうか。創刊号の伝言板ページで紹介されている「国
内で現存するクラシックカーでは唯一可動するウィリス・オーバーランド(19
17年製)」をカメラのドイ(のちに倒産)が所有していて、学園祭に貸し出し
している記事に注目。
このクラシックカーはその後どうなったのだろうか?この数年前に福岡~東
京間を踏破しマスコミからも大喝采を浴びた車だったようだ。まさに「記憶探
偵」的ネタである(笑)。アロー号よりも古い訳ではないようだが、気になる。
今日の写真は、雑誌「うわさ」昭和27年7月号掲載の志賀島水族館の広告。
当時、志賀島はまだ福岡市外。香椎なども市外であった。福岡市内からも渡船
で同水族館へ遠足で行った方が結構いる。
フォトブックシリーズ解説・通販
福岡市内線の思い出ブログ
写真集「西鉄ライオンズとその時代」
美しき九州「大正広重」吉田初三郎の世界 九州・初三郎研究会
アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並み
ギンギラ太陽's
冷泉のあゆみ1945~2007まちづくり戦後史
鳥瞰図絵師・前田虹映
オールド地図鳥瞰図コレクション・吉田初三郎ほか
人気blogランキングへ
いものだったのかと驚くほど内容が豊富。今、重鎮になっている名士の方々も
いたるところで登場し、しかも10代だったり学生だったり、まるでウォーリー
を探せ状態で誌面の隅々までしっかり見ないと気づかない。
商店街やビルの詳細見取り図(マップ)を描いているのは駆け出しの頃の上
山敏彦(うえやまとち)さんだったり、知人のイラストレーター・柿添向一郎
さんだったり(のちに西鉄沿線タウンマップなどで活躍)、いつも写真撮影を
お願いする遠江晃さんだったり(サミット蔵相会合や海峡ドラマシップのポス
ター写真、ほっかほっか停時代のポスター写真など多数)。
創刊2周年記念のノンセクション人気投票で見事第1位に輝いたのが、19歳
の若き筆師・金太夫さんだったのにびっくり。なんといっても創刊号からラテ
欄(ラジオ・テレビ欄)が充実していることも新鮮な驚き。懐かしい番組名も
たくさん載っていて、しかも番組やアナウンサー紹介も手を抜いていない。基
本的に当時の若者向け(今は50~60代になっている世代)向け番組中心。
TBS「ザ・ベストテン」は最初「速報!歌のベストテン」のタイトルだった
とか、日テレ「紅白歌のベストテン」の方が歴史がずっと古かったとか、子ど
もの頃は知らなかったことも確認できる。そして、新規開店のお店情報も創刊
号から充実。これらの写真資料がもし遺っていれば、大変な文化遺産なのにと
少々残念。しかも、県立図書館に全巻バックナンバーがあるが、この10数年の
間に閲覧希望したのは我々だけのようだ(笑)。活用しようよ!
当然ながら岩田屋や大丸、玉屋、新天町など福博商業界の凝った広告が毎号
掲載されていて、これも楽しい。開業直後の天神コアの連続広告はキャッチ・
コピーも秀逸である。創刊号の特集は新館がオープンしたばかりの岩田屋。ヤ
ング直撃インタビューと題し「岩田屋新館はほんとうに新しいのか!」と挑戦
的なタイトル。当時のデパートはナウなヤングには縁遠い存在だったからだ。
毎号テーマ別に掲載されている「CITY MAP」も秀逸。銭湯の回では、市中
心部に50近くの銭湯が記載され、今とは隔世の感。創刊号の頃はベイ・シティ
・ローラーズの全盛期。あのねのねが復活ライブをしているのも笑える。アリ
スは電気ホール(今春解体)でライブを行い全席指定1,800円。70s洋楽好き
にはたまらないバックマン・ターナー・オーバードライブのコンサートが九電
記念体育館で行われている。
映画館も中洲だけで「ピカデリー1・2」、宝塚会館の「東宝名画座」「宝塚
劇場」「東宝シネマ」「スカラ座」、「東映パラス」「多門日活」「福岡東映」
「東映グランド」「福岡東宝」「文化オークラ」「福岡松竹」「シネマ1・2」
「大洋映劇」「ニュー大洋」「福岡グランド」「中洲映劇」と19館。今は大洋
ただ1館が遺るのみで、これも隔世の感だ。
創刊号が発売になった頃始まった懐かしのTV番組といえばアニメ「ドカベン」、
10月6日放送開始とある。ドラマでは「俺たちの朝」「新・座頭市」「気まぐ
れ天使」「桃太郎侍」など。この頃はドラマも8時台の子どもが見る時間のも
のは観ていたので懐かしい。金曜日は「カックラキン大放送」を観て「太陽に
ほえろ!」を観ていたことなど、番組表から確認できて思い出すことも多い。
しばらくは雑誌のチェックで楽しめそう。この中から「使える」面白いネタ
をどれだけ抜き出せるだろうか。創刊号の伝言板ページで紹介されている「国
内で現存するクラシックカーでは唯一可動するウィリス・オーバーランド(19
17年製)」をカメラのドイ(のちに倒産)が所有していて、学園祭に貸し出し
している記事に注目。
このクラシックカーはその後どうなったのだろうか?この数年前に福岡~東
京間を踏破しマスコミからも大喝采を浴びた車だったようだ。まさに「記憶探
偵」的ネタである(笑)。アロー号よりも古い訳ではないようだが、気になる。
今日の写真は、雑誌「うわさ」昭和27年7月号掲載の志賀島水族館の広告。
当時、志賀島はまだ福岡市外。香椎なども市外であった。福岡市内からも渡船
で同水族館へ遠足で行った方が結構いる。
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