記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

天神交差点のいま、明治通りに出現する「光の道」とともに

2020年10月08日 20時16分14秒 | 福博まちの記憶

2020年10月7日、何気なく撮影した天神交差点の夕景。ただの夕景ですが、実はこれだけで色々と物語があります。左の福岡パルコの建物は、多くの方がご存知の通り1936(昭和11)年10月7日に開店した旧岩田屋ビル、この日が誕生日でした。右の天神ビルは、今年6月で60歳還暦なので、それだけで意外と意味がある写真になりました^_^。

2枚目の写真は1965(昭和40)年ごろの天神交差点、この頃はまだ西鉄福岡市内線の路面電車が走っています。

3枚目は1枚目と同じく2020(令和2)年10月7日に撮影した天神交差点。天神ビル階上から解体中の福岡ビルを望みつつ、天神交差点を行き交う西鉄BRT連節バスを構図に入れて。右端に写っていますが、もう少しで2台の連節バスが交差点で行き違う奇跡でした。この写真でわかると思いますが、この季節の数日間は夕陽が天神明治通りにまっすぐ差し込み「光の道」ができます。

西中洲から天神を臨む構図は、明治通りに夕日が差し込む様子がよくわかります。天気次第で影が長く伸びて「光の道」らしくなりますが、この日はあと一歩でした。今年25周年を迎えたアクロス天神と、51年目を迎えた福岡毎日会館、そして西鉄バスと水上公園を構図に入れて。

もう一枚、解体中の福岡ビル・天神コアと建設中のビジネスセンタービルを背景に「天神」らしい写真を撮りたいとシャッター押しました。開店準備で牽引される福岡名物「屋台」です。日々移り変わるまちの景観を撮影し続けて20余年、すでに見ることができない風景も多くなり、自分が撮影した昔の写真が活用される機会も増えてきました。なので、近いうちに撮影写真のアーカイブスの公開を始める予定です。

 

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