150万都市となった福岡市の発展史をたどる時、ある意味当たり前の事ですが、視点をどこにするかでモチーフも見せ方も全く変わってくるなと感じています。
過去お手伝いさせていただいたKBC「福岡天神時間旅行」、ギンギラ太陽's「天神開拓史」公演はいずれも天神地区の発展を追う事で福岡市の近代化をたどる内容。テーマを交通・商業・流通にするのか、インフラ(電気ガス水道、治水)にするのか、それとも都市基盤整備を成し遂げた人物を追うのかでも表現されるものは千差万別です。
味方を変えて、西鉄ライオンズの存在が福岡市の近代化に与えた影響も多大にありますし、同様に福岡スポーツセンターなど文化的側面から辿る道もありそうです。
写真は東中洲から天神地区を遠望した1930~1960年代の絵葉書。撮影はいずれも大崎周水氏、1枚目はKBC「福岡天神時間旅行」で牧瀬里穂さん演じる主人公がタブレットを使って過去から現在をめぐるシーン(中洲大洋劇場から撮影)で使用したものです。
天神の発展をわかりやすく擬人化した名作舞台、ギンギラ太陽's「天神開拓史」公演は福岡大空襲から70年目にあたる明日6月19日(金)から22日(月)まで行われます。22日(月)はまだ若干チケットが残っているとのこと。前回2008年公演では1万人近くを動員、まだ見たことが無い方はこの機会にぜひご覧ください。