3月31日夜、担当している福岡ビル1F西鉄ショーケースの写真パネル展示替えを無事終えました。4月度のテーマは「We Love 天神協議会発足10年~2006年4月13日発足から10年、活動の軌跡」です。戦後復興期から天神地区のまちづくり活動を続けてきた「天神発展会」と発展的に統合し、天神地区の住民や商業者・事業者、福岡市などで構成するエリアマネジメント組織として誕生したのが「We Love 天神協議会」です。
※昭和30年代、天神&福岡市が流通商業都市へ転換する際にまちづくりの中枢(調整役)を担ったのが天神発展会。天神市場(現・福岡銀行本店)と福岡郵便局一帯(現・福岡ビル)、福岡銀行予定地(現・福岡中央郵便局)の土地三角交換をはじめ、戦災復興計画に沿った渡辺通り拡幅&沿線開発、西鉄福岡駅の高架化・バスセンター設置や商店街と百貨店の共存反映への流れ作り(都心界)など、行政や民間、市民一帯となっての福岡・天神のグランドデザインの多くを永年にわたり先導してきました。
全国的にも稀有なその存在は天神の元気の源、各商業施設の横断組織「都心界」の存在とともにもっと注目されても良い気がします。博多どんたく港まつりに象徴される福岡的盛り上がりは、協議会や都心界の精神・活動が拡散発展したもの。他地区の方には理解が難しいかもしれませんが、古くから大陸との窓口として人的交流が盛んだった故の「福岡人的思考」で福岡愛を語る著名人、福岡ソフトバンクホークス、HKT48などの盛り上がりに繋がっているのは明らか。みんなで楽しみ、みんなで盛り上げようというWIN WINな発想は人を惹きつける魅力を持っています。
20世紀を迎えて新たな活動形態に進化し、西日本最大の繁華街となった天神の魅力の根底を支える「We Love 天神協議会」。福岡市が掲げる「天神ビックバン」構想など都市機能の再配置&再開発が活性化する中で、みんなで「歩いて楽しいまち」を目指して活動を続ける協議会の活動の一端を8枚のパネルでご紹介していますので、天神へお越しの際はぜひご覧ください。