12月21日(月)夕、天神の「明治通りカフェ」にて第3回まちづくりセミナーの12月度講師を担当させていただき、無事に役目を終了。
天神明治通り街づくり協議会の会員様を対象に「古写真と地図でたどる明治通り景観の変遷」と題して1時間のトーク、大幅に時間を超える私にしては珍しく(笑)設定時間で1分の誤差もなくトークを終えることができました。
大正、昭和期の明治通りの「将来構想」に皆さんのリアルな反応を楽しめたのは個人的な収穫。昭和34年の構想ではモノレールや福岡タワーの都心構想もあり、その一端として福岡ビル屋上にヘリポートが設置され観光遊覧が試験飛行まで行われたことなど、案外皆さんご存知ないのは驚きでした。
参加者の懇親会を経て、依頼主の福岡地所の皆さんと濃い会合を終え、昨夜は珍しく午前様に…。講師はリレー形式でバトンをつなぐ方式、建築家の松岡恭子さん、エスティ環境設計研究所の徳永哲さんからのバトンを無事につなぐことができてひと安心です。
カフェでは講師の皆さんの推薦本が書棚に置かれ、私の著書や西鉄・吉富さんの「西鉄電車」も置いていただいておりますので、お立ち寄りの際はぜひご覧ください。
今回、天神・明治通りの過去100余年の景観変遷がわかる写真や地図を整理してみて、改めて気づいたこと多数。やっぱり資料は集めるだけでなく体系的に並べ、多角的な視点で調べて意見交換することが必要なんだと実感しました。