写真は大陸渡ってからのもだね。何度か行っているけど、季節的にいつのものだったか。冬といっても雪が降わけでもないし、これまた寒いというわけでもない。これは先方の商社のビルの前の繁華街だが、向こうの大陸海側の方々は、路上のこういうの場所で飲んで食って、歓談して・・・がとても好きなのである。僕も嫌いではない。
◆いずれ香港空港から大陸に渡るには電車か、船(空港のそばにフェリーターミナルがある)でいく。スカイライナーのような近代的な空港直通の電車は航空チケットも大陸側で買えて荷物預けチェックインすれば、そのまま空港に着くと飛行機に乗れるとちょっと便利な気がしたな。それと、フェリー。夜の百万ドルの夜景というあのとんがったペニンシュラホテルが対面に見えるという写真でよく見る背景はこの船の上から撮られたものだろうことがわかる。
◆少なくとも2度乗ったな。というのは2年後に再訪したいときもフェリーに乗ったのだがいずれも船内に2年前と同じ映画ビデオが流れていたのだ。内容は「冬のソナタ」の改良版みたいな奴。恋人同士がいて、女性が看護婦、相手の青年が交通事故かでなくなってしまうのだが、別の若者として生き返っている彼女に会うのだが、若者が彼女に自分がここにいると分からせようとするけれど彼女は気が付かず悲嘆に暮れているという悲恋の物語。無論、情緒をくすぐる音楽が始終流れている。最後はどうだったか忘れてしまった・・・というか見ていないというか。こういう男女の情緒性の悲恋やもつれは、特にアジアに一般受けするのだな。今の韓流映画も愛憎劇、悲恋もの。日本もひと昔前だったらもっと受けただろうけれど。
◆これ本場の火鍋です。 というわけで、晩飯を路上で一杯という訳にはいかないだろうからと商社が案内されたところのビルの一室で向こうでの火鍋という定番をいただく。今は、中国の方もこの日本で中華店を開いている方もおられるので、日本で食べられます(先日の東京散歩で中華店のこの看板見たので)。特別なことは鍋の構造くらいで、具がなんでもありのしゃぶしゃぶです。赤い方が唐辛子の入ったとても辛い出汁、透明な方(といっても白湯スープか何か)につけていただくのは、先方が本家で日本のしゃぶしゃぶもそれを受け継いだものなのだろう。
◆香港のトーモロコシタワーといい、なんでもお金になりそうならなんでもすぐやる香港気質は、ちょうど香港で何かの展示会があってどこのホテルも軒なみ値段が跳ね上がっていた。こういうお金に関することは何につけてきぱきとフロント係がにこやかに素早く行う。エレベーターの前で若きポーターがカートバックを速やかに中に運ぼうとする。部屋に入ると、扉の前に立って出ようとしない。「チップ?」というと、にこやかに笑みをたたえて「yes」という。日本ではまず、ありえないので英国領の悪しき?風習かと。無論、はじめから断りすべて荷物は自分で運べばいいだけの話である。日航ホテルだったからなのかなぁ。それは高いわと声が聞こえそう ・・・・次回、少し内陸部に入りますね。