おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

節操のない日本とクリスマス

2009年12月16日 07時53分25秒 | 日記
今日はわが幼稚園、子ども達にとって年末最後の楽しみであるクリスマス会が開かれる。この日のために子ども達は、それぞれの学年で楽器の演奏を毎日練習してきた。とはいっても例のインフル襲来でほとんど練習ができていないのが現実だそうだがー。教職員も何回かハンドベルの練習を行った。「きよしこの夜」と「ジングルベル」の二曲。なかなかいいものに仕上がっている。そして、会のはじめに園長の話をして下さいと頼まれた。さて何を話そうと考えた挙句、サンタクロースの由緒を易しくはなそうと思った。聖(セインツ)二クラウスの話だ。うまくいくかどうか、小心な私は夜3時頃目が覚めてしまい、「講話」のことを考えていたら眠れなくなってずっと本を読んでいた。
講話の後、サンタが登場しプレゼントを配ることになるのだが、これがメーンイベント。楽しんでくれればいいけどな・・・
さて、いつもこの時期になると思うのだが、日本人って無節操だよなー。クリスチャンでもないのキリストの誕生を祝い、仏教伝来から1600年の歴史と伝統、文化にしっかり根付いている仏教の教祖釈迦の誕生なんて知られていないし、その誕生日を祭る「花祭り」なんて知らん顔。生きとし生きるものすべてに霊魂が宿るという古来から多神教国=日本というのは決して否定されることではないと思うが、クリスマスの由来さえ知らずに、プレゼントだの、ケーキだのパーティーだのとのぼせ上がっている様はいただけない。
子ども達は少しだけ歴史を学んで、心から楽しんでくれればいいと思う。