平安時代の1136(保延2)年、関白・藤原忠通が天下泰平などを
祈って始めたとされる春日大社の摂社・若宮社の祭礼。
国の重要無形民俗文化財に指定され、今回で881回目。
行列は同日正午、県庁前を出発。
芸能集団など計約千人がJR奈良駅前を経て三条通りを大社一之鳥居へと進む。
南大門跡で「南大門交名の儀」を見学することにしました。
三条通りに面した興福寺南大門跡には、
春日大社御神紋の描かれた幕が掛かって
僧兵姿の衆徒が勢揃い。寒そうです・・・
そうこう待つ間にお渡り式の先頭集団がやってきました。
お渡り式の先導役の「楽人」
稚児行列や菅笠姿の女性など、華やかな楽人が先導します。
日使を先導する「梅 白枝」と「祝 御幣」
赤衣に千早と呼ぶ白布を肩にかけ先を長く地面に引いて進むのですが
何故か此処では巻き上げてあります。
「十列児」が馬上からご挨拶
南大門交名の儀では南大門跡で興福寺への敬意を表すとともに
お渡り式に遺漏が無いかを確認します。
お渡り式参列の全員が南大門跡で交名の儀をするのではなく
名乗りをするのは限られた集団だけでした。
日 使
白の被衣をいただき風流傘を差しかけられながら騎馬で進む女性が巫女
「神子」達はそのまま前を素通りして進みます。
騎馬で進む 細男の一座はご挨拶
編木・笛・太鼓を 持 つ集団の田楽座もご挨拶
(説明文はリーフレット参照)
《続く》