そういえば、さざなみ公園のレースで破損してしまったカーボンフレームの修理について、
ちゃんと顛末を書いてなかったので、記録しとくことにします。
車体はスーパーフライ。トレックのOCLVマウンテンカーボンフレームです。
クラッシュで前転して、予選三位をフイにした挙句、残ったのは突き指の痛みと、
トップチューブの傷でした。
傷は塗装面の剥離とひび割れにも見えますし、カーボンの積層の表面が剥がれた様にも見えます。
が、見れば見るほどカーボン剥離に見えてきます・・・。
購入時からトップチューブとハンドルのシフターのクリアランスは気になってました。
ハンドルがぐるっと回ってしまうと、確実にトップチューブを傷つけるだろうことは予測してたんですが・・・。
買う時に比較検討してたキャニオンのSLカーボンには、ハンドルの回転を防ぐ、ストッパーが付いてるんですよね。
残念ながら、ワタクシのマシンはキャニオンじゃ無いですし、傷ついたものは仕方ないので、
レースの帰りにすぐショップへ持ち込みました。
手元に置いてても気になるだけですし、何よりカーボンが割れているかどうかを、
すぐに調べてもらいたかったんです。
今回はレース中の破損につき、メーカー保証の(フレーム交換の)範囲ではありません。
適用出来るのは、フレームの再購入割引のみ。
確か7割の金額で買えるらしいんですが、仮に20万としても14万・・・無理無理。
念のためカーボン補修業者さんを検索してみたりします。
神様どうかカーボンまでイってません様に。
カーボンの剥離チェックは、塗装に隠れた部分も打音チェック等をして行うらしく、
資格がある人しか出来ない様で、結果がわかるまで一週間かかります。
結果は・・・、
カーボンの割れはありませんでした!
良かった!
という訳で、後は塗装の補修をどうするかですが、まだまだ油断はできません。
塗装はショップを介して専門業者に出すことになりました。
見積もりは、塗装代だけで約4万円。まあそのくらいはかかりますよねぇ・・・。
マウンテンバイクなので、もともと塗装を分厚くしているそうです。
なので素人目にはカーボン剥離の様に見えたんですね。
結果、厚みを修正する工程も多くなるので金額は割高になるとのことです。
昔、自宅に塗装ブースを構えて、コンプレッサーや各種ガンを用意して
自分でバイク塗装をしてた時もあったので、塗装にかかる手間や費用は理解しているつもりです。
塗装以外に必要な費用が、フレームを単体にする為の分解と脱脂工程。
更に再度の組み上げと新品ワイヤへの交換も必要になります。
工賃合計は3万5千円。
ご、合計7万5千円ですか…orz
直さない、とか自分で塗装するとかも考えたんですが、一番気になるトップチューブですし、
塗装機材も無い現在、自分じゃ無理。
長く乗るバイクなのでちゃんとプロに塗装してもらうことにしました。
そして待つこと4週間。
出来上がってきたバイクのフレームを見たところ、
完璧!!!
もうどこを塗装したか分からない位です。
非常に高くつきましたが、このクオリティなら満足です。
自業自得ですし、ずっと乗り続けるつもりなので。
ちなみに現在、トップチューブの保護は処理済みです。
これも色々試行錯誤しましたが、長くなるのでまた今度。
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