ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

竜沢寺池

2018-04-18 13:03:28 | 愛媛県
2018年3月27日 竜沢寺池
 
竜沢寺池は愛媛県西予市城川町魚成の肱川水系魚成川源流部にある灌漑目的のアースフィルダムです。
ダム便覧にはダム事業者により1955年(昭和30年)に竣工と記されており、農林省(現農水省)・県の補助を受けた団体営事業で建設されたと思われます。
池の管理は城川町土地改良区が行っています。
竜沢寺は14世紀初頭に創基され禅宗の名刹で、3700坪の広大な敷地に桃山様式の伽藍を配しており池は寺の奥に位置しています。
池周辺はキャンプ場やバンガロー、バーベキューハウスなどを備えた竜沢寺緑地公園となっており、竜沢寺ともども南予の観光スポットの一つです。
 
庭園の先に竜沢寺池の堤体が見えます。
非常に美しい眺めなのですが、生憎の逆光。
 
堤体左岸から流下する洪水吐導流部。
 
天端は車両通行可能。
 
左岸の横越流式洪水吐。
 
 
上流面は谷積の石で護岸されています。
 
総貯水容量は10万立米。
 
天端から。
 
花が美しい竜沢寺山門。
 
枝垂れ桜も満開。
 
竜沢寺の庭園の桜も、緑地公園の桜もほぼ見ごろ
素晴らしい環境にある竜沢寺溜池でしたが、生憎の逆光でうまく撮影できなかったのが至極残念。
 
2249 竜沢寺池(1322)
ため池コード
愛媛県西予市城川町魚成
DamMaps
肘川水系魚成川
22.3メートル
99メートル
100千㎥/100千㎥
城川町魚成土地改良区
1955年


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