ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

津軽ダム(再)

2016-05-07 11:30:00 | 青森県
2016年5月1日 津軽ダム(再)
 
岩木川本流源流部には1960年(昭和35年)に目屋ダムが建設されましたが、ダムの能力を越える洪水の発生や頻発する渇水対策のために新ダム建設の機運が高まりました。
国交省は岩木川総合開発事業を策定、その中核として目屋川の下流に建設されたのが津軽ダムで、岩木川の洪水調節のほか、津軽平野への灌漑、流域都市への上水道、工業用水の供給、水力発電を目的としています。
 
津軽ダムは4月にサーチャージを迎え、その直後のタイミングでの訪問となりました。
残念ながら自由越流式洪水吐からの越流は終わっていましたが、直前の降水で主ゲートのほかオリフィスからも放流が行われ、さらにGW期間中はライトアップも行われていることから昼夜二度にわたって津軽ダムを訪問しました。
 
県道28号白神ラインから遠望
 
右岸展望台から
できたてのダムのコンクリートはこんな色なんですね??
 
主ゲート、オリフィス両方からの放流
 
減勢工と発電所
まだ発電所と送電鉄塔には電線が架かっていません。
 
上流から
 
いったん青森市内のホテルに戻り、6時過ぎに再訪。
7時を過ぎてようやく夜の帳となりライトアップされたダムが浮かび上がってきました。
 
すさまじい迫力
わざわざ青森まで来た甲斐がありました。
 
完成まであとわずか、
完成したら白神の紅葉と合わせてぜひ再訪したいと思います。
 
追記
津軽ダム(再)には洪水調節容量が設定されていますが、豪雨災害が予想される場合には事前放流によりさらなる洪水調節容量が確保されることになりました。
 
2996 津軽ダム(再)(0351)
左岸 青森県西津軽郡西目屋村藤川
右岸            居森平
岩木川水系岩木川
FNAWIP
97.2メートル
342メートル
140900千㎥/127200千㎥
国交省東北地方整備局 
2016年
◎治水協定が締結されたダム


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