2016年1月16日 奥野ダム
奥野ダムは静岡県伊東市の伊東大川に建設された静岡県営の多目的ロックフィルダムです。
伊東市を東西に貫流する伊東大川は伊東市の貴重な水源ですが、氾濫が絶えず1958年(昭和33年)の狩野川台風では伊東市に壊滅的な被害をもたらしました。
また伊東では伊豆半島有数の観光地として増え続ける水需要の水源確保も大きな課題となっていました。
そこで1989年(平成元年)に静岡県により建設されたのが奥野ダムです。
奥野ダムは伊東大川の洪水調節、既得用水の補給と河川維持流量の確保、上水道の供給を目的としています。
ダム周辺は公園として整備され、ダム湖の松川湖を周回する遊歩道ではウォーキングやランニングを楽しむ市民が多く、平日でもダムの駐車場は車でいっぱいです。
管理事務所の手前が駐車場になっており、事務所の下をくぐるとダムサイトに出ます。
一般の車は管理事務所の手前で進入禁止。
天端と下流面
もちろん天端は車両の通行はできません。
左岸にある洪水吐。
洪水吐導流部
ダム直下には伊東の市街地が広がります。
左岸にある取水設備。
ダムの下流にも公園がありますが、こちらはあまり利用されている気配はありません。
洪水吐を直下から見上げる事ができます。
副ダムから先は立ち入り禁止です。
1176 奥野ダム(0192)
静岡県伊東市鎌田
伊東大川水系伊東大川
FNW
R
63メートル
323メートル
5100千㎥/4600千㎥
静岡県交通基盤部
1989年
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