ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

小田川水源地取水堰堤(参考掲載)

2017-05-30 10:30:00 | 宮城県
2017年5月28日 小田川水源地取水堰堤
 
小田川水源地取水堰堤は宮城県角田市小田の阿武隈川水系小田川にある角田市が管理するの上水道目的の表面石張玉石コンクリート堰堤です。
1934年(昭和9年)に当時の角田町によって建設され、竣工当時の堰堤がそのまま残っており、Cランクの近代土木遺産に選定されています。
堤高5.67メートルとダムの要件を満たしていませんが、戦前の貴重な土木遺産ということでダム便覧に参考掲載されています。
現在も現役で稼働しており下流にある浄水場を通じて角田市小田地区に上水道用水を供給しています。
 
角田市中心街から県道105号線を南下し、小田地区に入ります。浄水場をやり過ごしてさらに進むと左手に小田川水源地取水堰堤が現れます。
想像以上に小さな堰堤で左岸に取水用のハンドルが並びます。
 
関知石を布積みしています。
堤体下部に穴があり排砂口と思われます。
 
小さな堰堤で貯水池も池と呼ぶのさえおこがましいサイズですので、雨でも降ればすぐに越流するんでしょう。堤頂部は泥で汚れています。
 
取水口
ここで取水した水は下流の浄水場を経て小田地区に供給されます。
 
S013 小田川水源地取水堰堤(参考掲載)(1007)
宮城県角田市小田
阿武隈川水系小田川
5.67メートル
12.37メートル
角田市
1934年


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