ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

北山第4ダム

2017-03-29 22:37:01 | 兵庫県
2017年3月25日 北山第4ダム
 
北山貯水池は兵庫県西宮市の甲山西山麓にある上水道水源地で、西宮市水道局(現上下水道局)の第4次拡張事業により1968年(昭和43年)に竣工しました。
西宮市は仁川の水の有効活用を企図しますが、仁川本川にはダム建設適地がなかったために甲山南西にある窪地に5基のアースフィル堰堤を築いて北山貯水池を建設しました。
仁川の湯ノ口取水場から北山貯水池に導水路で水を送り貯留しています。
竣工当初は隣接する北山浄水場を経由して上水道用水の供給を行っていましたが、現在は阪神水道企業団からの受水により北山貯水池はサブ的存在となっています。
 
北山貯水池の5基のアースフィル堰堤のうち堤高が15メートルを超える第1ダムと第4ダムが河川法上のダムとしてダム便覧に掲載されています。
5基のダムの位置は下の地図の通りです。
第1ダムは地図の赤線 第2ダムは青線 第3ダムは茶色線 第4ダムは黒線 第5ダムは緑線。
 
 
第4ダムの下流面。
 
 
 
天端は立入禁止。
 
上流面
仁川の湯ノ口取水場からの吐口があります。
 
第3ダムからみた北山貯水池
左手が第1ダム、右手が第4ダム。
 
第3ダムから第4ダムを遠望。
 
第1ダムから第4ダムを遠望。
 
1488 北山第4ダム(0885)
兵庫県西宮市甲山町
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
夙川水系夙川
16メートル
155メートル
千㎥/千㎥
西宮市上下水道局
1968年



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