2016年1月21日 佐久間ダム
2016年2月21日
2017年2月04日
2021年2月18日
佐久間ダムは千葉県安房郡鋸南町上佐久間の佐久間川水系大崩川源流部にある灌漑目的のアースフィルダムです。
1977年(昭和52年)に農林省の補助を受けた県営かんがい排水事業『佐久間地区』が着手され、その灌漑用水源として1986年(昭和61年)に竣工しました。
運用開始後は鋸南町鋸南土地改良区が受託管理を行い、255ヘクタールの農地に灌漑用水を供給しています。
ダム湖畔は佐久間ダム親水公園として整備され、スイセン、頼朝桜と呼ばれる河津桜、梅、花桃、ソメイヨシノなどが植えられ房総有数の花の名所として知られています。
これまで花の時期に合わせて4回訪問しました。
ダム下のソメイヨシノはまだ冬枯れのままです。
4度とも冬場の訪問ということで、下流面はきれいに刈られています。
右岸の余水吐導流部。
横越流式余水吐。
左岸ダム下に放流設備がありますが、立ち入り禁止のためそばで見ることはできません。
天端は車両通行可能ですが、花のシーズンは時計回り一方通行となります。
総貯水容量は127万立米、本州の農業用アースダムとしては大きなほうです。
地質的な問題なのか、房総のダムやため池は総じて濁りがひどくなっています。
左岸の斜樋。
上流面はコンクリートで護岸されています。
貯水池上流から。
ダム湖畔のスイセン。
こちらは頼朝桜と呼ばれる河津桜
貯水池右岸に植えられています。
こちらは左岸の梅。
ダムの知名度としては静岡の同姓同名ダムに遠く及びませんが、ダムを訪れる観光客の数ではこちらが圧勝です。
0680 佐久間ダム(0199)
千葉県安房郡鋸南町上佐久間
佐久間川水系大崩川
A
E
25.5メートル
186メートル
1270千㎥/1216千㎥
鋸南町鋸南土地改良区
1986年
湖面が碧ならば文句がないのですが、房総の地質故ご愛敬。
ところで頼朝は闇雲に旗揚げしたわけではなく、仮に緒戦で敗れても房総に逃げる算段は当初からしていたはず。
房総には三浦の所領もあったし、源氏一党の里見もいた。
さらに背後には関東最大勢力を誇った上総介広常の存在もあった。
房総漂着以降の切り返しの速さは計算づくだったと考えています。
こんなに綺麗な桜並木では有りませんが
でも一本だけと言うのは逆に印象に残ります。
それにしてもなんて綺麗な桜並木🌸
なんてかぐわしい左岸の梅。
一足早い「春」を有難うございます 😊