ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

多冶川ダム

2018-01-18 02:46:27 | 香川県
2017年12月23日 多冶川ダム
 
多治川ダムは香川県仲多度郡まんのう町山脇の財田川水系帰来川上流部にある防災目的の重力式コンクリートダムです。
農林省(現農水省)の補助を受けた県の防災ダム事業で建設された農地防災ダムで、帰来川流域の農地防災を目的として1957年(昭和32年)に竣工しました。
運用開始後はまんのう町が受託管理を行っています。
 
三豊市財田町財田上で国道32号から県道202号を東に折れ、土讃線の踏切を渡って山脇地区に入ります。そのまま帰来後川沿いに東進して最後の民家の先のヘアピンカーブが多冶川ダムへの入口となります。
路肩に車を止め右手の山道を進むとすぐに多冶川ダム右岸に到着します。
自由越流式洪水吐が2門の古いコンクリート防災ダム。
 
天端高覧の造りが昭和30年代の香りを醸し出しています。
二つの建屋はゲート操作室と思われます。
 
天端。
 
堤体下部の導水管の交換でもするんでしょうか?
 
減勢工
左岸側に防災ダム特有の穴が見えそこから放流が行われています。
これが常用洪水吐になるんでしょう。
 
防災専用ダムですがダム湖は満水
総貯水容量は20万立米と小さな貯水池ですが、実際には流域の灌漑用水源としての役割があるのかも知れません。
 
四国堰堤ダム88箇所巡りのサイトを読んで1時間以上の徒歩を覚悟しましたが、なんと車道からほんの1~2分歩けばダム右岸に到着できます。
そのかわり多冶川集落内の隘路でBMWM6が立ち往生、地元の方の助力のおかげで1時間かけて何とか脱出できました・・・・
どうもありがとうございました。
 
2164 多冶川ダム(1228)
香川県仲多度郡まんのう町山脇
財田川水系帰来川
21.7メートル
48メートル
200千㎥/197千㎥
まんのう町
1957年


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