ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

横谷溜池

2018-10-23 01:21:13 | 鳥取県
2018年10月12日 横谷溜池
 
横谷溜池は鳥取県倉吉市志津の天神川水系北谷川右支流にある灌漑目的のアースフィルダムです。
倉吉市街南部から旧関金町にかけての小鴨川沿いには古くからの溜池が点在していますが横谷溜池もそのうちの一つで、ダム便覧には天神野土地改良区の事業で1952年(昭和27年)にと記されています。
たぶん県や農水省の補助を受けた団体営事業で整備されたものと思われ、現在も管理は天神野土地改良区が行っています。
 
横谷溜池周辺には3基の溜池が寄り添うように並んでいますが、真ん中にある横谷溜池のみ堤高15メートル以上のダムとしてダム便覧に掲載されています。
下流面は草ぼうぼう
この辺りはまだ稲刈りが終わっていないので仕方ないですね。
 
貯水池左岸に沿って水路がありますが、池周辺の志津地区の農地を潤す用水路で池とは関係ありません。
 
貯水池は総貯水容量18万2000立米
かんがい期が終わり水が抜かれています。
 
右岸の斜樋。
 
上流面
特にコンクリートなどで護岸されている様子はありません。
 
斜樋。
 
7つ並ぶ斜樋のハンドル
ダム便覧にあるこのショットを撮りたかったのです。
 
天端も草ボウボウ
手前は洪水吐に架かる橋、この橋もかなり年季が入っています。
 
右岸の横越流式洪水吐
草が伸びて越流部の高さが田んぼの畔と変わらなくなってる・・・。
 
これが洪水吐導流部ということになります。
 
溜池は草刈りされているか否かで見た目の印象が全く変わりますが、西日本は稲刈りが遅く10月でもまだ草ぼうぼう。
まあこの時期に来た私が悪いんですけど。

1677 横谷溜池(1409)
ため池コード
鳥取県倉吉市志津
天神川水系北谷川右支流
16.7メートル(ため池データベース19.3メートル)
118.6メートル(ため池データベース119メートル)
182千㎥(ため池データベース146.6メートル)/150千㎥
天神野土地改良区
1952年



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