ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

並石ダム

2017-06-27 10:31:25 | 大分県
2017年6月17日 並石ダム
 
並石で『なめし』と読みます。
並石ダムは大分県豊後高田市の桂川水系都甲川源流部にある灌漑用ロックフィルダムで、大分県の事業で1985年(昭和60年)に建設され現在は並石土地改良区が管理を行っています。
ダム周辺は『アートと水の森 並石ダムグリーンランド』として公園化され、農産物販売所と食堂を兼ねる『里の駅』や水車、さまざまなアート作品の展示などが行われています。
 
豊後高田中心部から県道29号をひたすら東進、加礼川地区に入ると正面に並石ダムの堤体が見えてきます。
ちょっと逆光気味ですが、堤頂長200メートルを超える灌漑用としてはなかなか立派なロックフィルダムです。
 
左岸の洪水吐導流部を見上げます。
 
左岸ダムサイトに駐車場がありここに車を止めて見学します。
『里の駅』は農産物販売所兼食堂。
 
水車小屋。
 
凝灰岩を積み上げたアート調の竣工記念碑。
 
左岸の洪水吐。
 
上流面はロック材で護岸。
 
総貯水容量157万8000立米と灌漑用としては大規模な貯水池
背後には国東半島特有の凝灰岩の奇峰、尖峰が並びます。
 
下流面
草が伸び、見た目ではロックフィルとはわかりません。
 
天端
 
ダム湖を周回する遊歩道が整備され各所にアート作品が展示されているようですが、今回は天端を往復するにとどめました。
 
2778 並石ダム(1034)
大分県豊後高田市加礼川
桂川水系都甲川
38.5メートル
214.5メートル
並石土地改良区
1985年


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