2016年1月21日 保台ダム
2017年2月04日
保台(ぼだい)ダムは千葉県鴨川市和泉の待崎川水系待崎川上流部にあるに灌漑及び上水道用水目的の重力式コンクリートダムです。
1985年(昭和60年)に農水省の補助を受けた千葉県のかんがい排水事業が着手されますが、これに上水道水源を求めていた鴨川市が水道事業者として参加し、1998年(平成10年)に保台ダムが竣工しました。
保台ダムは東条土地改良区への灌漑用水の供給、鴨川市水道課への上水道用水の供給を目的としており、ダムの管理は鴨川市水道課が受託しています。
県道191号に保台ダムへの標識があり、これに従って北に進むと鴨川カントリークラブとの分岐にかわいい保台ダムのモニュメントがあります。
(2017年2月4日)
左岸ダムサイトに駐車場があります。
ここは元清澄山への登山コースの起点になっており、冬場の休日は登山者でにぎわうようです。
天端は歩行者のみ通行可能。
(2017年2月4日)
左岸の管理事務所と艇庫。
なかなか立派な建物です。(2017年2月4日)
ダム湖は総貯水容量274万立米
房総らしく常緑広葉樹の原生林に囲まれています。(2017年2月4日)
天端路面には石張風の化粧型枠が施され、取水設備建屋も西洋の城郭風。
(2017年2月4日)
天端から
利水放流設備から河川維持放流が行われています。
左岸高台に保台浄水場があり奥の建屋は浄水場への揚水機場です。(2017年2月4日)
洪水吐は自由越流式クレストゲート3門のみ。(2017年2月4日)
上流面(2017年2月4日)。
左岸展望台から俯瞰。(2017年2月4日)
隣接する保台浄水場と配水場
配水タンクは房総の海をイメージした青と白の塗装。(2017年2月4日)
バブル期に設計、着工されたダムということもあり各種建屋や天端の装飾など非常に贅沢で凝った作りとなっています。
(追記)
保台ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行う予備放流容量が配分されました。
0688 保台ダム(0207)
千葉県鴨川市和泉
待崎川水系待崎川
AW
G
41メートル
198メートル
2740千㎥/2540千㎥
鴨川市水道課
1998年
◎治水協定が締結されたダム
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