ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

矢原川ダム

2021-06-04 16:18:45 | 島根県
2021年5月23日 矢原川ダム
 
矢原川ダムは島根県浜田市三隅町矢原の三隅川水系矢原川に島根県土木部の事業で建設予定の治水目的の重力式コンクリートダムです。
1983年の昭和58年7月豪雨では三隅川流域でも多大な洪水被害が発生、これを機に三隅川の治水計画が改訂され上流に2基のダム(御部ダムと矢原川ダム)及び河道改修による治水が進められることになりました。
矢原川ダムは1994年(平成6年)にダム建設実施計画調査が着手されましたが、バブル崩壊以降の社会状況の変化や公共工事見直し機運が強まる中、国交省による検討対象ダムとなります。
2014年(平成26年)に改めて事業継続が決定し、翌2015年(平成27年)に地元ダム対策協議会と基本協定が、2019年(平成31年)に損失補償基準協定が締結されました。
今は具体的な工事にも至っておらず竣工予定年度も未定の状態ですが、ダム完成の暁には100年に一度規模の豪雨災害に対応する矢原川および三隅川の洪水調節を目的として運用される予定です。
 
ダム建設予定地は県道三隅美都線沿いにありますが、ダム建設を示す標識等の設置は見当たりません。
この上流200メートルほどがダム建設地点となります。
 
 
3236 矢原川ダム
島根県浜田市三隅町矢原
三隅川水系矢原川
51.3メートル
266.5メートル
7000千㎥/6700千㎥
島根県土木部
1994年矢原川ダム実施計画調査着手


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