ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

設楽ダム

2018-02-15 04:55:23 | 愛知県
2018年2月10日 設楽ダム
 
設楽ダムは愛知県北設楽郡設楽町の豊川本流上流部に国交省中部地方整備局の直轄事業として建設中の多目的重力式コンクリートダムです。
もともとは1963年(昭和38年)に電源開発が発電用ダムとして計画したものの地質上の問題から白紙化、その後当時の通産省(現経産省)により揚水発電用ダムとして再び事業計画され、1078年(昭和53年)に建設省(現国交省)による多目的ダム事業として事業着手されました。
2010年(平成22年)に国交省による検証対象ダムとなりましたが、2014年(平成26年)に事業継続が決定、2016年(平成28年)に2026年(平成38年)の完成予定が明示され、2017年(平成29年)より建設事業が開始されています。。
現在は資材搬入道路の整備および転流工の設置工事が始まったばかりです。
完成の暁には総貯水容量9800万立米の巨大な貯水池が出現し、豊川本流上流流部の洪水調節、不特定利水、東三河地域向けの上水道用水及び農業用水の供給を目的とする予定です。
 
完成予定図(国交省 設楽ダム工事事務所より)
 
設楽町中心部から県道33号線を西に向かい豊川本流に着くとダム関係の案内板や立ち並んでいます。
ダム予定地の案内板。
 
実際のダム建設予定地。
 
現在は資材搬入道路の整備と転流工の建設が始まったばかりです。
 
各種案内板。
 
 

1240 設楽ダム(1236)
愛知県北設楽郡設楽町清崎
豊川水系豊川
FNAW
129メートル
380メートル
98000千㎥/92000千㎥
国交省中部地方整備局
2026年予定


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