今では未確認飛行物体・UFOという言葉が広く使われるようになっているが、私たちの世代の者には「空飛ぶ円盤」という言葉がなつかしい。
ことし4月、米国国防総省がこれまで発表を控えてきた、海軍の飛行機が2004年と2015年に撮影したとする3つのUFO映像を公開し、8月には、このUFOについて、アメリカ軍の航空機などに危険を及ぼすおそれがあるとして、特別チームを設けて調査に乗り出すことになったとされる。
日本でもこれを受けた形で、自衛隊の航空機などが、UFOなどに遭遇した際に備え、河野(前)防衛大臣が、防衛省・自衛隊に対し写真を撮影するなど記録に努めるとともに必要な分析を行うよう指示を出している。
両国の関係者によると、こうした対応の背景には、これまでの航空機とは異なる飛び方をするドローンなどの使用が増えていることもあるとされているが、米国防総省といい日本の防衛省といい、その真意は一体どの辺にあるのかとつい思ってしまう。
一方、地球上の敵対勢力が行う情報収集という現実的な内容、あるいは、地球外生命体の侵略に対する地球防衛といったSF的な内容とは別に、生命の起源という観点からすると、この宇宙のどこかに我々とは別の進化の道筋を辿ってきた知的生命体が存在するのだろうか、存在するとすればどのような生命か、地球上の生命と同様の遺伝子形態を持っているのだろうかといったことはおそらく多くの人が抱く大きな疑問であると思う。
1972年、73年に相次いで打ち上げられた「パイオニア10号・11号」の世界初の深宇宙探査機の2機には、カール・セーガン博士が立案したという、我々から宇宙人へのメッセージが描かれた金属プレートが搭載された。いつの日かこのプレートが地球外知的生命体に発見された時のために、次の写真の様な地球人からのメッセージが刻まれていたことはご存知のことだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/1d/7e12002ad2043a6a6bbcd14c44db976c.jpg)
パイオニア10号・11号に搭載されたカール・セーガン博士から宇宙人に向けてのメッセージ
また、これとは別に、カール・セーガン博士は、1977年に打ち上げられたボイジャー1号と2号に、地球上の様々な自然や人間の生活の様子を撮影した115枚の画像、世界各国55の言語で語られたメッセージ(あいさつの言葉)、そしてベートーベンの楽曲も含む世界各地の音楽を収めたレコード・ディスクを搭載したとされている。
茶目っ気たっぷりのカール・セーガン博士のアイデアとの見方もあるようだが、科学者の中には、この宇宙のどこかに地球人類とは別の知的生命体が存在するという確信を持っている人が意外に多くいるような気もする。
一体、いつ頃からこうした宇宙空間における生命の誕生という純粋科学の話と、UFOとが結び付けて考えられるようになったのだろうか。
古いおとぎ話には竹取物語などがあるが、そうした空想上の話はべつにして、宇宙人がこの地球にやってきているのかもしれないという現実的な情報が一般市民レベルで広まったのは、第二次大戦後になってからのことではないかと思うのだが。
先日、2年前に亡くなった母の遺品整理のために実家に出かけたが、そこで母方の祖父が書き残したいくつかの書類の中に、「怪奇 空飛ぶ円盤」と書かれたものを見つけた。
昭和27年(1952年)8月に書かれたものであるが、まだ物のない当時、祖父はちり紙20枚に筆でこれを書き、二つ折りにして丁寧にこよりで綴じている。
内容は、当時大阪新聞に掲載された「有るか無いか?空飛ぶ円盤 二割は依然として謎 信じられぬ新兵器 遊星説」という表題の新聞記事をそのまま書き写したと思えるもので、これに簡単な本人の感想が付されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ee/5ea44c439bff1680729739a3f251b111.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/b1/0f773534208db5cd9f78f95bb079822e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/1b/abe1c5928c0cbd9b2a28a268d5a01f25.jpg)
祖父が書き残した文書の表紙(上)と、大阪新聞の記事であると記したページ(中)および記事を引用したページ(下)の写真
一部、虫食いと思われる欠損個所もあるが、当時の大阪新聞が、主に米国発のこの空飛ぶ円盤のニュースをどのように伝えていたのか、また特に科学的な知識を持っていなかったはずの祖父が、その記事を読みどのように感じていたかが伝わってくるので、なかなか興味深い。
大阪新聞社は今はもうないが、産経新聞社との関係が深かったとされているので、その知的財産部門に連絡を取り、当時の原本を見ることが出来るかどうか訊ねて見たが、残念ながらもう見ることは出来ないとの回答であった。
原本との比較ができないので、どこまで忠実に当時の新聞記事を書き写したか確認することはできないが、産経新聞社・知的財産部門の特別の了解を得たので、ここにそのまま写し記しておこうと思う。原文は段落がなく読みにくいが、判る範囲で文章の間隔はとった。碩定(ひろさだ)は祖父の名前である。
「昭和27年8月
怪奇 空飛ぶ円盤
大阪新聞記事から
喜寿老 碩定識之
以下の新聞記事を読んで如何にも怪奇のことと考へ 一応予て研究した物の理といふ立場から勘察してみたが、国より確的な判断を下し得ないのが当然である 果して今専門業界の権威者達が如何なる解明を与えられるか暫く之を静観することにせん
想ふに之れは尋常一様の現象ではない 進路の方向を転換したり飛行機を追跡したりすることは意識のある操縦者がなくては行ひ難き所為であると断することが出来る 故に例證(五)に示された他の遊星に住む人間が?怪物に乗組みて操縦してゐるものと推察し得る 殊に其人間は目下解剖に付して研究中であるといふ点から考へても想像するに難くないが 一面科学の立場から考察すると?想像も当を得たものといふことは出来ない
斯く観察すると 何れが是か非か全く五里霧中に迷はされるが 要するに専門家の解明を俟ち而して後に更らに自己の推察を披瀝することにせん
昭和27年8月25日
碩定 識
昭和廿七年八月廿五日
大阪新聞紙上に記されたる
有るか無いか?空飛ぶ園盤
二割は依然として謎
信じられぬ新兵器
遊星説
と題された記事を抄写する
『戦後の世界に於ける謎の中の謎《空飛ぶ園盤》の正体についてはここ数年間天文学 航空気象その他科学会の権威者の厳密な調査によってその多くは解決された しかし今日なお解けぬ秘密が残ってゐる そのため人々の好奇心と学術上の疑問はいやが上にもあおり立てられ 日々到来する外電はこの怪奇な現象をさまざまに報してゐる 長足の進歩発達をとげたといわれる近代科学にもまだ手の届かぬ未知の世界がある 原子にからまる神秘 地球周辺の大気圏
空の上層圏の諸現象などをはじめ専門の科学者さえも頭をひねる謎は依然として謎である
空の上層圏の諸現象などをはじめ専門の科学者さえも頭をひねる謎は依然として謎である
だからこそ専門の知識をもたぬ大方の人々にとってはこの《空飛ぶ園盤》なるものは鉄のカーテンの奥深く秘められているソ連の正体と同しく《神秘の中に包まれた謎の中のまた謎》として人々の好奇心に油をそそぐ むし暑い夏のある夕べ記者はヴェランダの長椅子に黄色に澄んだ大空にきらめく星を仰ぎ見ながら この空飛ぶ謎に?する色々な情報観?風説研究その他を復習してみる
次はそのあらまし-
《空飛ぶ園盤》の総称でよばれる怪物については報道も千差萬別である 電光石火の超高速のものもあり 大空に気球の如く浮揚するものあり 人間の視界を一閃して忽ち闇暗中に消え失せるものあり 人目にうつる其現象は主観もまじって區々である その報道も千種万態一読して抱腹絶倒のものあり ハテなと科学者の眉を寄せるものあり アッと驚かせて即刻化けの皮の剥げるものありといった有様だ 次にその代表的な若干礼を掲げる
(一)一九四七年六月廿四日 米の西部ロッキー山脈の西方アイダホ州首都ボイセの
民間飛行家ケンネス・アーノルド氏がチヱハリスから隣州ワシントンのヤキマ
に飛行中 自機から約廿五里の空中を金属製の光り輝くコップの受皿のような
形をした物体が九個 時速約千二百哩の高速度をもった雁行のような対角線を
なした州境の高山脈の峰々の間を見えつ隠れつ飛んでいったのを機上から目撃
した
民間飛行家ケンネス・アーノルド氏がチヱハリスから隣州ワシントンのヤキマ
に飛行中 自機から約廿五里の空中を金属製の光り輝くコップの受皿のような
形をした物体が九個 時速約千二百哩の高速度をもった雁行のような対角線を
なした州境の高山脈の峰々の間を見えつ隠れつ飛んでいったのを機上から目撃
した
(二)一九四七年七月十日 米国一流の天文学者が家族を自家用に乗せてニューメキ
シコ州を旅行中 午後五時少し前 西方の空に怪しい雲海を認めると 間もな
く輪郭のはっきりした楕円型の硬質で?星ぐらいの白色の光りを放つ物体が雲
の中でうようよと揺り動いているのを目撃した この物体は自発光を持ってい
るとの強い印象をうけた
シコ州を旅行中 午後五時少し前 西方の空に怪しい雲海を認めると 間もな
く輪郭のはっきりした楕円型の硬質で?星ぐらいの白色の光りを放つ物体が雲
の中でうようよと揺り動いているのを目撃した この物体は自発光を持ってい
るとの強い印象をうけた
(三)一九四九年四月廿四日 米国海軍研究所の航空技師の一行が ニューメキシコ
州アレー付近で観測気球を上げて宇宙線その他の専門研究中 チャルスムーア
技師は気球の動く上空の反対の方向に気球よりもはるかに大型の楕円形の白い
物体を発見した その怪物は長さが百フィートで幅の二倍半一捗時間七哩とい
ふ非常な高速度で上空まで飛んで消え失せた
州アレー付近で観測気球を上げて宇宙線その他の専門研究中 チャルスムーア
技師は気球の動く上空の反対の方向に気球よりもはるかに大型の楕円形の白い
物体を発見した その怪物は長さが百フィートで幅の二倍半一捗時間七哩とい
ふ非常な高速度で上空まで飛んで消え失せた
(四)一九五十年四月 米国ラジオ解説者ヘンリーライラ―氏は 北米上空に現われ
た《空飛ぶ園盤》は 実は米国の発明による二種類の秘密兵器で その一つは
本物の空飛ぶ園盤で 音をたてて空中を飛び 空中で停止する事もでき 三万
フィートの高空に舞ひ上ったり 千フィートまで急降下した 普通は空中で分
解する 直径二百五十フィートのこの無人操縦の園盤は これまで三年間空中
に出没していた もう一つの物体は《空飛ぶ幻影》と呼ばれる噴射推進機であ
ると報じた
た《空飛ぶ園盤》は 実は米国の発明による二種類の秘密兵器で その一つは
本物の空飛ぶ園盤で 音をたてて空中を飛び 空中で停止する事もでき 三万
フィートの高空に舞ひ上ったり 千フィートまで急降下した 普通は空中で分
解する 直径二百五十フィートのこの無人操縦の園盤は これまで三年間空中
に出没していた もう一つの物体は《空飛ぶ幻影》と呼ばれる噴射推進機であ
ると報じた
(五)一九五十年一月三日 戦時中の英国従軍記者フレッチャーブニット氏は 科学
雑誌主催の会合で 《空飛ぶ園盤》は人間の想像ではなく他の遊星からの訪問
者であると次のように述べた 『信すべき筋によれば米国政府当局の収容した
《空飛ぶ園盤》の一つには乗組員が乗っていて その全員が死亡していた こ
れ等乗組員は円盤が地球周辺を含む大気圏内に入ったき死亡したもので 空気
の圧力が彼等にとって致命的であることが証明された 死体は目下解剖に付し
研究中であるが この遊星からの旅行者達は身長一メートルに足りない不思議
な生物である(ニューヨーク発AFP)
雑誌主催の会合で 《空飛ぶ園盤》は人間の想像ではなく他の遊星からの訪問
者であると次のように述べた 『信すべき筋によれば米国政府当局の収容した
《空飛ぶ園盤》の一つには乗組員が乗っていて その全員が死亡していた こ
れ等乗組員は円盤が地球周辺を含む大気圏内に入ったき死亡したもので 空気
の圧力が彼等にとって致命的であることが証明された 死体は目下解剖に付し
研究中であるが この遊星からの旅行者達は身長一メートルに足りない不思議
な生物である(ニューヨーク発AFP)
(六)南イタリアのメッシナ海峡の上空を二つの園盤が飛んでいくのを二十四日夜数
百人の人が目撃した またオーストリアの首都ウィーン来電によれば 同地上
空高く 銀色に輝く園盤が西方に飛び去るのを二名の警官がみた(パリ発
百人の人が目撃した またオーストリアの首都ウィーン来電によれば 同地上
空高く 銀色に輝く園盤が西方に飛び去るのを二名の警官がみた(パリ発
AFP)
(七)一九五十年三月十七日 米国ニューメキシコ州ファーミングドンの上空を
十七日の白昼《空飛ぶ園盤》が集団飛行しているのを民間飛行家実業家たちが
目撃した
十七日の白昼《空飛ぶ園盤》が集団飛行しているのを民間飛行家実業家たちが
目撃した
(八)一九五十年三月廿五日 スペイン新聞マドリード紙は 廿五日 ヒトラーは死
んだと見せかけて実は 科学者達とヒマラヤ山中深く身をひそめており そこ
から世界中に《空飛ぶ園盤》を操作してゐるのだと空飛ぶ園盤をめくるナゾの
新説を掲げてゐる
んだと見せかけて実は 科学者達とヒマラヤ山中深く身をひそめており そこ
から世界中に《空飛ぶ園盤》を操作してゐるのだと空飛ぶ園盤をめくるナゾの
新説を掲げてゐる
(九)一九五一年十一月二日 この夜 米国アリゾナ州の上空を西から東の方に向か
って 月よりも大きくまた数倍も輝かしい緑色の玉が 弾丸の如き高速力で飛
んだ その銀の光玉は地面と平行してふっ飛んだかと思うと 恐ろしい目も眩
むほどの光を激発して爆発したが 全然音響は聞かれなかった
って 月よりも大きくまた数倍も輝かしい緑色の玉が 弾丸の如き高速力で飛
んだ その銀の光玉は地面と平行してふっ飛んだかと思うと 恐ろしい目も眩
むほどの光を激発して爆発したが 全然音響は聞かれなかった
(十)一九五二年一月廿九日 朝鮮戦乱で活躍中のB29一機が 東海岸の元山上空を
約二百マイルの時速で飛行中 高度約二万フィートのところで怪しい物体に追
いかけられた それは直径約三フィート円形で 光沢のあるダイダイ色物体そ
のものが呼吸しているかに見え また地球の如く回転しながらB29を追ってき
たが 約五分の後急速でB29の前方に抜け出し それから鋭角度で飛び去った
その夜他の飛行機の乗組員も 同じ物体に追われた
約二百マイルの時速で飛行中 高度約二万フィートのところで怪しい物体に追
いかけられた それは直径約三フィート円形で 光沢のあるダイダイ色物体そ
のものが呼吸しているかに見え また地球の如く回転しながらB29を追ってき
たが 約五分の後急速でB29の前方に抜け出し それから鋭角度で飛び去った
その夜他の飛行機の乗組員も 同じ物体に追われた
光線のいたずら? 科学者は解決可能と断
以上は《空飛ぶ園盤》に関する諸説紛々の文字通りの若干例 一九四七年アイダホ州のアーノルド氏の発見以来 米国空軍に報告された真面目な報告件数だけでも実に千五百件 欧州、アジア、アフリカ、中南米、豪州でも目撃者は決して少なくない
米国空軍当局は 航空界の発展如何と鵜の目鷹の目の専門家を動員して究明に努めた結果 千五百件の内その八割は天然現象であることを学術的に確かめたし 残りの二割即ち三百件はまだ解決を見ず科学者にも依然として神秘の謎に包まれてるが 其解決は不可能でないと専門学者は断言している
千二百件の報告がどうして天然現象と分かったか その天然現象とはどんなものかこれまで傳へられた空の怪奇は圓盤といっても種々雑多で その形はコーヒーカップの受皿ような園盤 平面園盤 真ん丸い球 葉巻型円筒型などがある 共通点とみられる点は
(一)発光体 光線反射体といずれも強く光り輝く点
(二)圓盤と葉巻の相違は別としてまるみのある点
(三)高速度で飛ぶ点
(四)空中に於ける活動性が自由自在の点(時速一千哩の高速飛行中急に直角に転進するものも見られた)
(五)大体レーダー電波の反応がある点
以上のような共通現象を見るが 科学的立場から考えて到底あり得ない事情も若干ある即ち
- 秒速七哩の超高速度で空中を飛行中 急に直角に上昇したり転進したりできる物体は自然界にも科学界にもない まして高速飛行中その後方に水蒸気の飛ぶことなど現在科学知識では不可能である
- もしかかる高速物に人間が乗つているとすれば 直角上昇と転進の際の衝撃のため体は粉砕されてしまう
- 米国西南部でみられた緑色の発光体については 大流星だったとの説もあるが 大流星は普通緑色ではない この発光体は無音響飛行といわれたが 大流星は普通貨物列車ほどの音響をたてる
- 想像を逞しくして かかる空中の怪奇飛行体はソ連の秘密兵器かと疑ってみても自己の軍機を護ること鉄のカーテンよりもかたいソ連が想定敵国の?国その他の西欧諸国の領空??ばせるような秘密漏洩の危険を冒すはずはない
蜃気楼 気球の錯覚
前記のような科学的究明によって《空飛ぶ園盤》の秘密には逐次解答が與へられて来たが 確実に天然現象と判定されたものに関する科学者の説明を各方面から収集した資料に懲して総合すると 光線は元来無類の曲物である 空での発見も往々光線の作り出す化物がある 地球上の空気の温度が低く約一哩上空の空気がより高温である場合に不夜城のような市街の燈火を四五十哩離れたところからみると その一部??のまま成層圏をつきぬけた上?へいってしまうが 一部は地面に向って反射する その際空中は輝く?点が現れるこれが よく光る園盤とか光る玉と誤認されるのである
上空の模様を観測するために気象専門家は温度計 晴雨計 風速計その他を装置した幾つかの気球を綱でつないで空高く浮揚する これが高空に達すると気球の関係から半月形や雁行形になる また夜間に揚げる場合には地上から観望できるように燈火をつける 九つの輝く皿のよう??の編隊をみたといふのは??した気球をみての錯覚だと科学の権威筋は断定している
残る科学者の疑問
米国空軍の空の怪奇物調査主任官ロージャー・レーミー少将は 過去数年来の厳密な科学的調査の結果 別世界から来る空間船とか現在未知の誘導式の飛行機や弾丸は存在せぬと確信し 空の園盤は物質的形体ではないと断言している しかし他方著名な航空力学者 他の専門家権威者はこの空の怪奇がどこから発生するか高速の動力源がどこにあるか なぜ音もなく超高速で飛ぶか ??があるとすればそれは一体??の等々の今日の科学では割り切れぬ疑問をいだいてその解明につとめている』」
引用は以上だが、私の歳もこの大阪新聞の記事を書き写した時の祖父の年齢に近くなった。さて、1952年に大阪新聞の記者がまとめたこの記事の内容と現代とではどれほどの進展が、「空飛ぶ円盤」に関してあるのだろうか。