軽井沢からの通信ときどき3D

移住して10年目に入りました、ここでの生活と自然を写真と動画で発信しています

今月の雲場池(8月)

2023-09-01 00:00:00 | 軽井沢
 8月は軽井沢が最もにぎわう時期であり、雲場池にさらなる涼を求めて足を運ぶ観光客や別荘族も多くなるが、雲場池とその周辺には生き物の姿はあまり見られないという時期でもある。

 中旬には台風の影響もあり雨の日が多くなって、私の散歩も休みがちとなった。隣接する精進場川では水量が増し濁っているが、雲場池は湧水が水源であり、さほどの濁りはない。まず定点からのパノラマ写真を見ていただく。

7月29日撮影

8月2日撮影


8月6日撮影

8月10日撮影

8月12日撮影

8月16日撮影

8月17日撮影

8月22日撮影

8月24日撮影

8月29日撮影

 7月下旬に池の底から浮き上がってきた藻が多くみられたが、次第に流れ去っていき、池表面もまた鏡のような輝きを取り戻していた。ところが、8月下旬には再び藻が浮かんできている。

 池には大型のニジマス、イワナの姿が少し見られるが、今月は小さな魚の群れも見られた。案内板にあるアブラハヤなのか、大型魚の幼魚なのか判らないでいる。


体長10㎝程の魚の群(2023.8.29 撮影)

 大池にいるのは、他にはカルガモだけになっている。今年繁殖した2組の親子がいるが、もうヒナたちはすっかり成長し、どちらの家族なのかも判らないし、元からいた別の成鳥との区別もつかないまでになっている。ただ、やはり家族は寄り添って池にいるので、それと感じさせる。

池に生える葉上で休息するカルガモの家族(2023.8.12 撮影)

揃って池を巡るカルガモの家族(2023.8.16 撮影)

羽ばたくとまだ若鳥と判るカルガモ(2023.8.24 撮影)

遊歩道に近づいて移動するカルガモの家族(2023.8.25 撮影)

 池の周囲にある柵や木の枝の陰には、今年生まれたシジュウカラ、ヒガラなどの姿が見られる。十分成長してはいるが、羽色やしぐさには幼さが残っている。

シジュウカラの幼鳥 (2023.8.16 撮影)

シジュウカラの幼鳥(2023.8.25 撮影)

ヒガラの幼鳥 1/2(2023.8.17 撮影)

ヒガラの幼鳥 2/2(2023.8.17 撮影)

ジョウビタキの幼鳥(2023.8.25 撮影)

 次は幼鳥といえるかどうか微妙だが、キビタキの♀。遊歩道を歩く私を先導するかのように、前へ前へと少しづつ移動していったので、何枚も撮影ができた。

遊歩道沿いのフェンスに止まるキビタキ♀ 1/2(2023.8.24 撮影)

遊歩道沿いのフェンスに止まるキビタキ♀ 2/2(2023.8.24 撮影)

キビタキ♀ 1/4(2023.8.24 撮影)

キビタキ♀ 2/4(2023.8.24 撮影)

キビタキ♀ 3/4(2023.8.24 撮影)

キビタキ♀ 4/4(2023.8.24 撮影)

 昆虫類も一番多くなる季節のはずであるが、遊歩道周辺で見かける種は少ない。チョウとガではホソバセセリ、ヒメアカタテハ、オナガアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、クロスキバホウジャク、ホシホウジャクを撮影した。トンボはアキアカネやハグロトンボのように止まってくれるものはいいが、ヤンマの仲間は池の上をすいすいと飛び回るだけなので、撮影はとても難しい。

ホソバセセリ(2023.8.2 撮影)

ヒメアカタテハ(2023.8.25 撮影)

オナガアゲハ(2023.8.6 撮影)

ミヤマカラスアゲハ♂(2023.8.16 撮影)

ミヤマカラスアゲハ♂(2023.8.16 撮影)


ミヤマカラスアゲハ♀(2023.8.29 撮影)

ミヤマカラスアゲハ♀(2023.8.29 撮影)

クロスキバホウジャク(2023.8.10 撮影)

クロスキバホウジャク(2023.8.10 撮影)

ホシホウジャク(2023.8.29 撮影)

ホシホウジャク(2023.8.29 撮影)

ホシホウジャク(2023.8.29 撮影)

アカネトンボ(2023.8.2 撮影)

ハグロトンボ(2023.8.2 撮影)


コオニヤンマ(? 2023.8.22 撮影)

ハナバチの仲間(2023.8.24 撮影)

 山野草ではヤマユリが終わり、フシグロセンノウが咲き始めた。このほか、別荘の庭にはレンゲショウマ、ツルニンジンによく似るがやや小型のバアソブ、オタカラコウが見られ、遊歩道脇にはツリガネニンジン、ツユクサ、ゲンノショウコ、ツリフネソウ、キツリフネ、シデシャジンなどが咲き、散歩の楽しさが増した。

フシグロセンノウ(2023.8.6 撮影)

フシグロセンノウ(2023.8.12 撮影)

レンゲショウマ(2023.8.17 撮影)

咲き始めたバアソブ(大きさは2㎝ほど 2023.8.24 撮影)

咲き始めたバアソブ(2023.8.24 撮影)

花色が濃くなったきたバアソブ(2023.8.29 撮影)

花色が濃くなったきたバアソブ(2023.8.29 撮影)

広大な別荘の庭に咲くオタカラコウ(2023.8.22 撮影)

オタカラコウ(2023.8.22 撮影)


ツリガネニンジン(2023.8.2 撮影)


オオバギボウシ(2023.8.2 撮影)

ツユクサ(2023.8.17 撮影)

ゲンノショウコ(2023.8.17 撮影)

ツリフネソウ(2023.8.24 撮影)

キツリフネ(2023.8.22 撮影)

シデシャジン(2023.8.17 撮影)

シデシャジン(2023.8.17 撮影)

シデシャジン(2023.8.29 撮影)

 気が付くと、気の早いモミジの枝先が紅葉していたり、周辺の民家の庭先にはキキョウの花やクズも咲くなど、まだまだ暑い中ではあるが秋の訪れを感じさせる。

紅葉が始まったモミジ(2023.8.29 撮影)

キキョウ(2023.8.10 撮影)

クズ(2023.8.12 撮影)



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