冬になりマガモ、キンクロハジロをはじめとして、何種類もの水鳥が雲場池に飛来している。これらはそれぞれが群れをつくるようにして泳ぎ、餌を探しているが、通年この雲場池にとどまっていたカルガモは、これらのあらたにやってきた種に押し出されるように、数を減らしている。
軽井沢駅に近い矢ケ崎公園の池では、雲場池では禁じられている餌をこれらの水鳥に与える人がいるので、そちらに移動したのかもしれない。以前出かけた際には、池のふちに行くと人の姿を見つけたカルガモやオオバンが集まってきていた。
雲場池のマガモの群れ(2022.12.6 撮影)
雲場池のキンクロハジロの群れ(2022.12.10 撮影)
そうした中、このところカルガモがマガモやキンクロハジロとは距離をとり、別な場所に5-6羽集まっているのを見かけることがある。
カルガモ(2022.12.25 撮影)
これは、もしかしたらこの雲場池で巣立ったカルガモかもしれないと思うようになった。昨年2022年には7羽のカルガモの雛が雲場池で育っていた。これらの雛が成長した後も雲場池にとどまっているのかもしれない。
成長した雛たちは、秋になると多くのカルガモの群れに混じってしまい、もはや区別はつかなくなってしまったが、最近になって大半のカルガモの姿が消え、5-6羽が残って仲良く集まっている姿を見ると、あの時の雛たちかもしれないと思えるのである。
最初にカルガモの親鳥が7羽の雛を連れて雲場池にいるところを見かけたのは、久しぶりに出かけた6月26日のことであった。すでにある程度成長していて、素早く池の上をすべるように移動する雛の姿が見られた。この日から、朝の散歩でこれら親子の成長の姿を追った。
カルガモの親子 (2022.6.26 撮影)
7羽のカルガモの雛と母ガモ(2022.6.26 撮影)
カルガモの雛(2022.6.27 撮影)
カルガモの親子(2022.6.28 撮影)
カルガモの親が潜水するところを雛に見せる(2022.6.30 撮影)
カルガモの親子(2022.6.30 撮影)
中には羽ばたこうとして起き上がる雛もでてくる(2022.6.30 撮影)
元気に成長する7羽の雛と見守る親鳥(2022.7.2 撮影)
潜水し、ヒナに餌の採り方を教える親ガモ(2022.7.5 撮影)
成長し、潜水して餌を採れるようになったヒナを見守る親鳥(2022.7.8 撮影)
初見からまだ2週間足らずであるが、ヒナ達はどんどん成長して潜水もできるようになった。以下次回。
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