今年もまた、軽井沢は紅葉の季節を迎えた。碓氷峠、愛宕山、離山、などの周囲の山々はブナやコナラ、ミズナラが黄褐色に変化して美しいグラデーションを見せている。町中にはカエデの木が街路樹として、あるいは別荘の庭木として植えられていて、こちらも美しい景観をつくりだしている。
そうした中、雲場池の紅葉はTVで紹介されることも多く、たくさんの観光客でにぎわっている。先週末、周辺の道路は大渋滞になった。雲場池には2ヶ所駐車場が用意されている。一つは南方の離山通りに面した場所にあるもので、こちらは雲場池にもより近く、スペースが広く有料である。もう一ヶ所は東方のやはり離山通りに面した場所にあり、こちらは町営の無料駐車場である。(2021年4月1日追記、町営無料駐車場は3月末で閉鎖になりました。)
この雲場池は、昨年から整備工事が行われ、池周囲をめぐる遊歩道も広くなり、池入口周辺の木も伐採されるなどして観光客が記念写真を撮るスペースなども広くなっている。地元の広報誌「かるいざわ」の表紙と中身にその様子が報じられている。
改修された雲場池の写真を表紙に掲げた、軽井沢町の広報誌「かるいざわ」2018年6月号
雲場池整備工事しゅん工記念式典の様子を伝える広報誌「かるいざわ」2018年6月号
雲場池入り口に設置されている案内板も新しくなった。この案内板には、かつてこの雲場池に白鳥が飛来していたことから「スワンレイク」という愛称で親しまれたと書かれているが、いつからか白鳥の姿は見られなくなり、今は数羽のマガモが観光客の目を楽しませ、カメラマンの被写体になっている。
リニューアルされた雲場池入り口の案内板(2018.6.9 撮影)
広くなった池入り口付近(2018.6.9 撮影)
同上の場所での最近の撮影(2018.10.30 撮影)
広報が配布された時期、新緑であった雲場池周辺も、10月末になり燃えるような紅葉で彩られた。
雲場池東側の紅葉 1/2(2018.10.30 撮影)
雲場池東側の紅葉 2/2(2018.10.30 撮影)
池で泳ぐマガモ(2018.10.30 撮影)
池の奥にある小島の紅葉(2018.10.30 撮影)
隣接する別荘の擁壁にからむツタも美しく紅葉している(2018.10.30 撮影)
池の最奥部から振り返る(2018.10.30 撮影)
遊歩道に沿って植えられているドウダンツツジ(2018.10.30 撮影)
途中で折り返すルートもあるが、遊歩道を更に奥に進むと、小さな流れになる。そして、流れは道路の下をくぐり、さらに上流に続くことになるが、ここから先は個人私有地になっていて立ち入ることはできない。この流れの水源は上流の「ホテル鹿島の森」の近くにある「御前水」という湧き水である。
雲場池の遊歩道を最奥部まで進むと、小さな流れに変わる(2018.10.30 撮影)
さらにその奥は私有地になっている(2018.10.30 撮影)
観光客の中にはこの雲場池だけでは満足せず、周辺の別荘の庭に植えられているカエデ、ドウダンツツジなどの紅葉を求めて散策する人たちも見られる。別荘のたたずまいと、紅(黄)葉の取り合わせもまたとても美しい。別荘地での紅葉狩りを楽しんでいただきながら本ブログを終わらせていただく。
雲場池周辺の別荘地の紅葉(すべて 2018.10.30 撮影)
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