暑い日が長く続いた今年の軽井沢だが、ようやく朝晩涼しさを感じるようになってきた。雲場池周辺の木々にも変化が現れ、秋の気配が感じられる。
9月2日撮影
9月5日撮影
9月10日撮影
9月14日撮影
9月20日撮影
9月22日撮影
9月25日撮影
9月28日撮影
池の表面に浮かんでいた藻も次第に流れ去り、澄んだ池の水を透して大きく成長したニジマスらしい姿もよく見えるようになった。
悠々と泳ぐニジマス 1/2(2023.9.14 撮影)
悠々と泳ぐニジマス 2/2(2023.9.14 撮影)
水鳥の姿はまだ少なく、池に見られるのは今年繁殖したカルガモだけという日が続いていたが、中旬ごろからカイツブリのつがいと思える2羽が姿を見せるようになった。昨年は、カイツブリが子育てをする様子を見ることができたが、今年は雛の姿は見られない。
カルガモを見つめる散歩中の犬(2023.9.10 撮影)
カルガモ(2023.9.14 撮影)
カルガモとカイツブリ 1/2(2023.9.14 撮影)
カルガモとカイツブリ 2/2(2023.9.14 撮影)
カイツブリのペア(2023.9.14 撮影)
カイツブリ 1/2(2023.9.14 撮影)
カイツブリ 2/2(2023.9.14 撮影)
下旬には、コガモ数羽とマガモのエクリプス1羽、オナガガモと思われるつがいが姿を見せた。コガモはその後も確認できたが、マガモとオナガガモの姿を見たのは1日だけであった。このペアがオナガガモだとすれば、雲場池で見るのは初めてである。
コガモ(2023.9.22 撮影)
コガモ(2023.9.26 撮影)
マガモ・エクリプス 1/2(2023.9.21 撮影)
マガモ・エクリプス 2/2(2023.9.21 撮影)
オナガガモのペア(? 2023.9.25 撮影)
オナガガモのエクリプス(? 2023.9.25 撮影)
一方、今年はこれまでになくチョウを見る機会が増えた。先月に引き続き、9月上旬にはミヤマカラスアゲハとカラスアゲハが遊歩道脇に咲いているアザミの花に華麗な姿を現した。2種とも長時間、このアザミの花で吸蜜を続けていたので、たくさんの写真を撮ることができた。
このアゲハたちはホバリング状態で吸蜜をするが、疲れてくると、近くの葉などに止まって休息し、再びアザミに向かうということを繰り返していた。
このアザミにはヒョウモンチョウの仲間やホウジャクの仲間も吸蜜に訪れていた。
ミヤマカラスアゲハ♂ 1/3(2023.9.2 撮影)
ミヤマカラスアゲハ♂ 2/3(2023.9.2 撮影)
ミヤマカラスアゲハ♂ 3/3(2023.9.2 撮影)
ミヤマカラスアゲハ♀ 1/3(2023.9.3 撮影)
ミヤマカラスアゲハ♀ 2/3(2023.9.3 撮影)
ミヤマカラスアゲハ♀ 3/3(2023.9.3 撮影)
カラスアゲハ♀ 1/5(2023.9.12 撮影)
カラスアゲハ♀ 2/5(2023.9.12 撮影)
カラスアゲハ♀ 3/5(2023.9.12 撮影)
カラスアゲハ♀ 4/5(2023.9.10 撮影)
カラスアゲハ♀ 5/5(2023.9.10 撮影)
ミドリヒョウモン♂1/3 (2023.9.10 撮影)
ミドリヒョウモン♂2/3 (2023.9.10 撮影)
ミドリヒョウモン♂3/3 (2023.9.10 撮影)
ホシホウジャク(2023.9.10 撮影)
雲場池周辺の別荘地の庭や道路上で、ニホンリスの姿を見る機会も増えてきた。エサ台にやってくる場合とは異なり、敏捷に駆け回るので撮影となるとなかなか難しい。
ニホンリス 1/4(2023.9.3 撮影)
ニホンリス 2/4(2023.9.3 撮影)
ニホンリス 3/4(2023.9.3 撮影)
ニホンリス 4/4(2023.9.26 撮影)
ある日、別荘地を通って帰宅する途中、キツツキのドラミングの音が聞こえてきたので、音のする方を探してみると、樹木ではなく真新しい別荘の屋根裏に止まっているアオゲラの姿があった。この時、このアオゲラは私の足音に気が付いたのか、すぐに飛び去って行ったが、跡を見るといくつもの穴があけられていた。
真新しい別荘の屋根裏に開けられた穴(2023.9.14 撮影)
数日後、同じ場所で再びドラミングの音が聞こえていたので、今度はそっと近寄ってみると開けられた穴の数は増えていて、アオゲラが穴を開けているところであった。次のようである。
別荘の所有者には、何とも気の毒なことである。
別荘の建物に開けられたいくつもの穴とアオゲラ(2023.9.20 撮影)
穴を開けるアオゲラ(2023.9.20 撮影)
雲場池周辺では、多種多様なキノコが数多く発生している。私には名前の判らないものがほとんどだが、タマゴタケとテングタケについては特別に気を付けて見ていると、今年はだいぶ発生数が多いと感じる。6月から7月頃にも発生していたので、今年2度目の発生である。
テングタケは、色は紅色と褐色と異なるが、外観はベニテングタケとよく似ていて、いかにもキノコらしい種なので撮影することが多い。ただし、毒キノコである。
タマゴタケは、逆にその赤い外観から一見毒キノコかと思えるが、食用として知られているもので、できることなら採集し賞味したいところであるが、軽井沢町ではまだ採取の自粛要請が続いていて、「山菜(コシアブラ・タラノメ・ゼンマイ及びコゴミ(野生))や野生きのこは、取らない、食べない、販売しないでください」とのアナウンスがHPで行われている。もちろん福島第一原発からの放射能汚染物質(セシウム137)による土壌汚染が原因である。
この2種のほか、珍しいと思える2種について写真を載せる。一つはカサの部分が数㎜と小さく真っ赤なキノコで、種名はアカヌマベニタケと思われるもの。もう一つは針状物が放射状に多数出ているキノコで、不思議な外観をしている。調べてみると、この針状の物は、キノコのカサについたカビで、特にチシオタケに特有のもので、タケハリカビというとのこと。
テングタケ(2023.9.22 撮影)
テングタケ(手前)とタマゴタケ(後方)(2023.9.21 撮影)
タマゴタケ 1/4(2023.9.21 撮影)
タマゴタケ 2/4(2023.9.22 撮影)
タマゴタケ 3/4(2023.9.3 撮影)
タマゴタケ 4/4(2023.9.14 撮影)
アカヌマベニタケ(2023.9.22 撮影)
チシオタケとそのカサに生えるタケハリカビ(2023.9.22 撮影)
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