追加タイムに神戸がゴールしたがオフサイドに
J1リーグの第7節が行われ、ノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸とアルビレックス新潟が対戦した。
試合は両チーム無得点のまま90分が過ぎ、アディショナルタイムに神戸のジェアン・パトリッキがこぼれ球を持ち込みゴールしたが、オフサイド。結果、緊迫した白兵戦は引き分けに終わった。
前半は新潟がボールを握って敵陣に押し込んだ。ポゼッション率は約6割。だがゴールするには至らない。彼らは強くて速いグラウンダーのパスを2タッチ以内でリズミカルに繋ぐいつものサッカーだ。
一方、神戸は最終ラインがボールを持つとロングボールを放り込むのが常套手段。前線でそれを競り合いマイボールにできれば、より敵ゴールに近い位置で攻撃を開始できる、という勘定だ。
また神戸は高い位置から相手ボールにプレスをかける。固い守備をベースに、少ないチャンスを確実にモノにするサッカーである。
神戸はロングボールによる攻めか、前線の大迫勇也にクサビのボールを入れてから展開する形だ。そのため新潟はCBのトーマス・デンが大迫をほぼマンマークしている。逆に新潟ボールになると、神戸は帰陣が非常に速い。ネガティブ・トランジションがいい。守備はミドルプレスで安定している。
神戸はその大迫と元日本代表FWの武藤嘉紀、またスペインの至宝アンドレス・イニエスタが売り物だ。一方、新潟はトップ下の伊藤涼太郎を中心にしたチームである。
新潟のバックパスにプレスをかける神戸
新潟のアキレス腱はバックパスだ。安易にバックパスすると、神戸はサーッと敵陣に押し上げ圧をかけて圧迫する。
結果、新潟は自陣の狭いスペースでリスキーなグラウンダーのショートパスを繋いでしまい、それをかっさらわれて失点し負けたのが第5節の浦和レッズ戦だった。
新潟のGK小島亨介は足元が非常にいい。中長距離のボールでも、かなりの精度で思った位置に運べる。それだけでなくボールの高さも調節でき、低くて速いボールも狙った場所に蹴れる。イメージとしては浦和レッズのGK西川周作に近い。
さて新潟がポゼッションした前半が終わり、後半に入ると今度は神戸が選手交代を機に攻撃の機会を増やしてきた。前半とは形勢逆転だ。
そして両者無得点のまま後半50分。
大迫が浮き球を競ってこぼれたボールを途中出場のジェアン・パトリッキが運び、新潟のGK小島と1対1に。パトリッキは落ち着いてシュートを決めたが、なんと判定はオフサイド。ゴールは取り消された。そしてタイムアップ。
新潟にとっては神に感謝、神戸には呪わしいオフサイドだった。こうして試合は0-0のまま引き分けで終わり、両者、勝ち点1づつを得た。
J1リーグの第7節が行われ、ノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸とアルビレックス新潟が対戦した。
試合は両チーム無得点のまま90分が過ぎ、アディショナルタイムに神戸のジェアン・パトリッキがこぼれ球を持ち込みゴールしたが、オフサイド。結果、緊迫した白兵戦は引き分けに終わった。
前半は新潟がボールを握って敵陣に押し込んだ。ポゼッション率は約6割。だがゴールするには至らない。彼らは強くて速いグラウンダーのパスを2タッチ以内でリズミカルに繋ぐいつものサッカーだ。
一方、神戸は最終ラインがボールを持つとロングボールを放り込むのが常套手段。前線でそれを競り合いマイボールにできれば、より敵ゴールに近い位置で攻撃を開始できる、という勘定だ。
また神戸は高い位置から相手ボールにプレスをかける。固い守備をベースに、少ないチャンスを確実にモノにするサッカーである。
神戸はロングボールによる攻めか、前線の大迫勇也にクサビのボールを入れてから展開する形だ。そのため新潟はCBのトーマス・デンが大迫をほぼマンマークしている。逆に新潟ボールになると、神戸は帰陣が非常に速い。ネガティブ・トランジションがいい。守備はミドルプレスで安定している。
神戸はその大迫と元日本代表FWの武藤嘉紀、またスペインの至宝アンドレス・イニエスタが売り物だ。一方、新潟はトップ下の伊藤涼太郎を中心にしたチームである。
新潟のバックパスにプレスをかける神戸
新潟のアキレス腱はバックパスだ。安易にバックパスすると、神戸はサーッと敵陣に押し上げ圧をかけて圧迫する。
結果、新潟は自陣の狭いスペースでリスキーなグラウンダーのショートパスを繋いでしまい、それをかっさらわれて失点し負けたのが第5節の浦和レッズ戦だった。
新潟のGK小島亨介は足元が非常にいい。中長距離のボールでも、かなりの精度で思った位置に運べる。それだけでなくボールの高さも調節でき、低くて速いボールも狙った場所に蹴れる。イメージとしては浦和レッズのGK西川周作に近い。
さて新潟がポゼッションした前半が終わり、後半に入ると今度は神戸が選手交代を機に攻撃の機会を増やしてきた。前半とは形勢逆転だ。
そして両者無得点のまま後半50分。
大迫が浮き球を競ってこぼれたボールを途中出場のジェアン・パトリッキが運び、新潟のGK小島と1対1に。パトリッキは落ち着いてシュートを決めたが、なんと判定はオフサイド。ゴールは取り消された。そしてタイムアップ。
新潟にとっては神に感謝、神戸には呪わしいオフサイドだった。こうして試合は0-0のまま引き分けで終わり、両者、勝ち点1づつを得た。