以前、スピルバーグの『アミスタッド』を見た時、
一番感動したシーンに登場したのが、このセントポーリアです。
温室の中でアフリカから大切に運ばれて大切に育てられているこの花を、
主人公が見つけて、
奴隷として乱暴に扱われ運ばれてきた自らの虐げられた今までと重ね合わせ、
故郷を思い、涙すると言う場面でアップになった花を見た時、
「セントポーリアだ！」と気付いたんです。
その時字幕に「アフリカスミレ」と書かれていて、
なんだか「スミレ」の持つイメージが彼の心情に重なってますますジンと来たのでした。
可憐で優しいピンクや紫の花色は好きなのですが、
園芸雑誌などで読むと、
専用の温室が必要みたいなので、
私は今まで家に連れてきたことは無かったのです。
でも、実家は床暖房なので、
冬でも１日中一定の温度に室内が保たれているためか、
窓辺に置いて、
温室無しでも冬越しして、何度も咲いています。
そこで今回、
冬の間は母に預かってもらおうとチャッカリ考えて、
家に連れてきてしまいました。