気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

母、歩行器デビューする

2015-07-31 21:21:41 | yaplogから

母が着替えの途中、よろけて転んでろっ骨を骨折した話しましたっけ?
6月末のお話なのですが、歩く姿が本当に危なっかしくて、
治る前にまた転ぶのではないかと気が気ではなく、
ケアマネさんと2人で話し合いをしたのですが、
1人でいる時に骨折して動けなくなったまま、
誰も気づかないと言うのが一番危険だとケアマネさんのアドバイスもあり、
7月の初め、介護用の歩行器を勧めたんです。
介護保険を使えば、あまり負担じゃない額でレンタルできると言うしね。

整形外科に通院していると、
ご高齢の方が歩行器を使っているのをよく見かけるのもあって、
母もあれを使ったら歩くのが随分楽になるだろうなあと言う思いもあって…。
ところが、「嫌だ!家の中は伝って歩けるし。そんなのいらない!」と断固拒否。
母には自分はまだまだ年寄りじゃないし大丈夫だと言う変なプライドがあり、
(いや、十分大変そうですから~)
最近は私の言うことにはとりあえず「嫌だ!」と言う、
まるで3歳児並みの反抗期(苦笑)なんですよ。

で、一旦交渉決裂。
ケアマネさんに「冷や冷やだけど、様子見しかないみたいです。」と報告していたんです。
それが、どういうわけか1週間ほど前に急に心変わりして、
「歩行器レンタル、ケアマネさんに頼んでみて。」と言うんです。
おいおい、それなら初めから気分よく話を聞いてくれよーーーーって
心の中で思ったのですが、
ま、これも老化だからしょうがないと、ぐっと言葉を飲み込んだ私なのでした。
ケアマネさんやヘルパーさんといろいろな話をして、
私もただいま老親との接し方を絶賛学習中なのです。
ともかく善は急げ!心変わりをしないうちに…と言うことで、
本日、歩行器の見本を持ってきてもらうことになりました。

ところが箱から出したとたん、母の顔色がサッと変わったんです。
大げさすぎて恥ずかしいと言う感じ。
もう、断る気満々なのが、表情にありありと出ています。
ケアマネさん、業者さんと3人連係プレーで、
とりあえず1週間借りてみようと言うところまで、なんとか話を勧めました。
私も使ってみたのですが、
これがなかなかの優れもので、小回りが利くし安定感抜群、スイスイ前に進むんですよ。
「母さん、これだったら私も欲しいくらいだよ。でも、私が借りると月3000円、母さんは介護認定受けてるから、1割負担の300円だよ。」と
半ば演技(女優です!)半ば本音(今、歩くの苦手だし)で話したら、
その気になったみたい。


そんなわけで、ランチとお買い物にも歩行器デビューしました。
実際に自分で動かしたら快適だったらしく、
帰る頃にはすっかりご機嫌な笑顔になった母なのでした。
めでたしめでたし!(また、気が変わりませんように!)