メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

2008年NY旅行《クロイスターズ・MET編》

2008年10月19日 | NEWYORK
メガヒヨとその妹は、火曜日朝にA列車に乗ってお出かけした。
行き先はクロイスターズ美術館。
言わずと知れた、メトロポリタン美術館の分館。
中世の貴重なお宝がてんこ盛りというだけでなく、
建物そのものが、中世の建築物からの移築で成り立っているのである。

歌で有名なA列車だけど、その正体はマンハッタンを縦断する地下鉄。
メガヒヨはずーっと、大陸横断鉄道みたいなものだと思い込んでいた。
50st駅から、目的地の190st駅まではあっという間。

ガイドブックには、そこからバスでと書いてあるけれど、
190st駅からクロイスターズまではハドソン河を含めた景色が大変美しいので、
是非とも徒歩で行くことをお勧めしたい。
10分から15分程度なので。

190stと言ったらマンハッタンでもかなり北の方。
自然がいっぱい。お花も綺麗。
メガヒヨ妹はとても喜んでいる様だ。
一緒に来てよかった。

以前にこの美術館に来たのは2003年夏のこと。
あまりの美しさと展示物から伝わってくる何かで、
涙してしまったことを思い出す。
あの時は妄想も加わって、感情が昂ぶっていたのかな(笑)

今回は落ち着いて鑑賞出来た。
学芸員の方も親切で、うっかりスルーしそうになった貴重な展示物を
教えてもらったりした。

ここの見所はなんといっても「クサの回廊(写真)」と「一角獣のタペストリー」。
この7枚の連作の一角獣はとっても可哀想。
ハンターにいじめられて、瀕死の大怪我。
でもイマイチ落ちが分からない。
馬に運ばれているシーンだと「KILLED」ってあるのに、
次のシーンだと柵の中で飼われているんだよね。
どうせ生き返る事にするのなら、幸せにしてあげればいいのになぁ。

クロイスターズは充実したコレクションを持つけれど、
一日過ごすには少々規模が小さい。
入場料を20ドル払ったのだから、これはMETにも行くしかないでしょう。
同じ日づけなら、クロイスターズとMETは一枚の入場証で
両方とも利用できるのである。

またまたAラインに乗って、マンハッタンを南下。
前回はバスでMETに向かったけれど、
バス停で各駅停車するものだからとっても時間がかかった。
それはそれで、ハーレムの景色が見られて楽しかったけどね。
しかし急ぐ方にはだんぜん地下鉄をおすすめする。

Aラインの86st駅で降りた。セントラルパークの西側である。
そこでホットドッグの昼食を取った。
ホットドッグの屋台は、それぞれ用意しているトッピングが違う。
今回のは当たりの屋台で、ザワークラウトとオニオンがちゃんと用意されていた♪

セントラルパークを、景色を楽しみながら横断しようとしたら、
方向感覚を失ってまた元の位置に戻ってしまった。
3年ぶりのNYだったので、土地勘がにぶってしまったなぁ。

何とかMETにたどり着いた。
ここはもう何回目だろう。
少なくとも、日本の国立博物館より多く来ている。

いつもは感動しながら回るのだけど、今回はちょっと違った。
何か、目に雑音を感じるのである。
本当にこんなこと言って申し訳ないのだけど、
なんかルーブルに比べて「質より量」に走ってないかなぁと。…特に絵画。

あああ!!ごめんなさいっっっ!!
でも妹も同じようなことを言っていた。
「明らかにこれ違うでしょって作品あるよね。」って。

もちろん、芸術の評価は人それぞれ違うけどね(^-^;;

たくさん歩いて疲れていたせいもあって、妹とは現地解散して早めにホテルに帰った。