水曜ソワレに観たのは「MARY POPPINS」
元になった映画は、メガヒヨがミュージカルおたくになったきっかけの作品。
2006年春にもロンドンのWEで観劇しているけれど、
何度でも観てみたい作品なので、迷いなくチケットを取った。
しかもロンドン作品がB'wayに来ると、かなりの率で演出が変わる。
それも楽しみ!!
ちなみにこの作品は、映画をそのままミュージカル化したものではない。
映画のシーンを半分くらいカットして、原作の童話から違うエピソードを
つけ足している。
さらに、映画の楽曲は使用されているものの、違うシーンで登場するなど、
全く別物となっていた。
観劇当日は、残念ながらメリー役のASHLEY BROWNはお休みで、
普段はグラマラスドールを演じられているCATHERINE WALKERが代役だった。
充分な実力の女優さんだったけど、やっぱり評判のいいASHLEYで観たかった。
とはいえ、バート、バンクス夫妻はB'wayオリジナルの方々で観られたので贅沢は言えない。
バート役のGAVIN LEEは、WEのこの作品でもオリジナルを飾った俳優。
彼は文句なしにはまり役だと思う。
プロセニアムアーチを無重力状態で歩くシーンは、ショー・ストップ状態。
顔立ちも整っていて、無邪気な笑顔が魅力的。
メリーにキスを断られる所は、「ああっ代わりたい…」と客席からため息が聞こえる気がする。
大スターのREBECCA LUKERも、透明な声でソロを聞かせてくれた。
彼女演じるミセス・バンクスは映画でのイメージと180度違う。
原作の童話のイメージに近かった。
重要な役とはいえ、もっと歌って欲しかったなぁ。
十数年前だったらこの方がメリー役だったのかも。
ミスター・バンクスのDANIEL JENKINSも映画のイメージを忠実に再現していた。
よく通る声で、イギリスの権威あるお父さんといった感じ。
でもミス・アンドリューのシーンで逃げ腰になる所は、かなりお茶目になっていた。
さてWEとの演出の違いだけど、目立って大きいのは
「JOLLY HOLIDAY」と「TEMPER TEMPER」のシーン。
WEの「JOLLY HOLIDAY」は、彫刻に扮した俳優のみのダンスだったけど、
B'wayでは街の人々も加わっていた。
彼らの衣装のデザインは変わらないんだけど、色彩は思いっきりアニメ的になっている。
犬のアンドリューなんて黄緑色になっちゃっていて、もう大変!!
背景も、樹木のみのWEに対し、B'wayは花でいっぱいになっていた。
これはキレイだからよし。観ていて気持ちも明るくなるしね。
原作でもあるメリーとバートのお茶シーンは2年前のロンドンにはなかったけど、
B'wayオープンに伴ってその後追加された模様。
二人の間に割って入るネレウスが愉快。
「TEMPER TEMPER」は、WEに較べてBWは怖さが7割くらい減っていた。
WEは子供が引き付けを起こしそうな位、恐ろしい演出だったのを思い出す。
アンサンブルの人形達も、裸で壊れたようなものばかりだったけど、
B'wayではうさぎや熊に変わっていた。
先の銀行のシーンで役員をやっていたおじさんたちが、もこもこの着ぐるみを着て出てくるのだから、
それはもう楽しい限り!!
それと、WEのバレンタインは金属的な歌声と長い指でおどろおどろしく演じていたのだけど、
B'wayのはわりとあっさりとしていて拍子抜けした。
以上の二つだけ見ると、WEは怖くて暗め、B'wayはポップで明るくといったイメージだけど、
ミス・アンドリューだけは例外。
WEはただの厳しいおばさんだったけど、B'wayは明らかに人間離れしていた。
メイクからして悪魔か何かみたい。
これはメリーとの対決を際立たせる為かも知れない。
このシーンのメリーはWEでもB'wayでもかなり怖いので、「悪との対決」と位置づけるには、
ミス・アンドリューに明らかな悪者になってもらったのだと思う。
ちなみに演じられているRUTH GOTTSCHALLは、後述のヴィクトリア女王役も兼ねている美しい女優さん。
演技とメイクの力ってすごいなぁ。
全体的にWEとB'wayを較べると、前者は「自分達の生活圏の中のちょっと不思議な話」、
後者は「海の向こうの国の魔法の街のおとぎ話」といった感じがする。
「JOLLY HOLIDAY」に出てくるヴィクトリア女王を例に出すと分かりやすいのだけど、
WEはバッキンガム宮殿前の有名な彫刻が動き出すのに対して、
B'wayは生身の若い女王が登場する演出になっていた。
地元とアウェイ、それぞれどちらも甲乙つけがたいと思った。
ところで写真はお土産コーナーにあったチャームブレス。
メリーの帽子、パラソル、バッグ、ブーツ、影絵、姿見に「Practically Perfect」とプリントされたものに加えて、
ジンジャーブレッドを型どった星型のチャームがいくつか付いて芸が細かい。
WEでは見かけなかったのでつい買ってしまった♪
ちなみに、勿体無くてまだ着けたことはない。
元になった映画は、メガヒヨがミュージカルおたくになったきっかけの作品。
2006年春にもロンドンのWEで観劇しているけれど、
何度でも観てみたい作品なので、迷いなくチケットを取った。
しかもロンドン作品がB'wayに来ると、かなりの率で演出が変わる。
それも楽しみ!!
ちなみにこの作品は、映画をそのままミュージカル化したものではない。
映画のシーンを半分くらいカットして、原作の童話から違うエピソードを
つけ足している。
さらに、映画の楽曲は使用されているものの、違うシーンで登場するなど、
全く別物となっていた。
観劇当日は、残念ながらメリー役のASHLEY BROWNはお休みで、
普段はグラマラスドールを演じられているCATHERINE WALKERが代役だった。
充分な実力の女優さんだったけど、やっぱり評判のいいASHLEYで観たかった。
とはいえ、バート、バンクス夫妻はB'wayオリジナルの方々で観られたので贅沢は言えない。
バート役のGAVIN LEEは、WEのこの作品でもオリジナルを飾った俳優。
彼は文句なしにはまり役だと思う。
プロセニアムアーチを無重力状態で歩くシーンは、ショー・ストップ状態。
顔立ちも整っていて、無邪気な笑顔が魅力的。
メリーにキスを断られる所は、「ああっ代わりたい…」と客席からため息が聞こえる気がする。
大スターのREBECCA LUKERも、透明な声でソロを聞かせてくれた。
彼女演じるミセス・バンクスは映画でのイメージと180度違う。
原作の童話のイメージに近かった。
重要な役とはいえ、もっと歌って欲しかったなぁ。
十数年前だったらこの方がメリー役だったのかも。
ミスター・バンクスのDANIEL JENKINSも映画のイメージを忠実に再現していた。
よく通る声で、イギリスの権威あるお父さんといった感じ。
でもミス・アンドリューのシーンで逃げ腰になる所は、かなりお茶目になっていた。
さてWEとの演出の違いだけど、目立って大きいのは
「JOLLY HOLIDAY」と「TEMPER TEMPER」のシーン。
WEの「JOLLY HOLIDAY」は、彫刻に扮した俳優のみのダンスだったけど、
B'wayでは街の人々も加わっていた。
彼らの衣装のデザインは変わらないんだけど、色彩は思いっきりアニメ的になっている。
犬のアンドリューなんて黄緑色になっちゃっていて、もう大変!!
背景も、樹木のみのWEに対し、B'wayは花でいっぱいになっていた。
これはキレイだからよし。観ていて気持ちも明るくなるしね。
原作でもあるメリーとバートのお茶シーンは2年前のロンドンにはなかったけど、
B'wayオープンに伴ってその後追加された模様。
二人の間に割って入るネレウスが愉快。
「TEMPER TEMPER」は、WEに較べてBWは怖さが7割くらい減っていた。
WEは子供が引き付けを起こしそうな位、恐ろしい演出だったのを思い出す。
アンサンブルの人形達も、裸で壊れたようなものばかりだったけど、
B'wayではうさぎや熊に変わっていた。
先の銀行のシーンで役員をやっていたおじさんたちが、もこもこの着ぐるみを着て出てくるのだから、
それはもう楽しい限り!!
それと、WEのバレンタインは金属的な歌声と長い指でおどろおどろしく演じていたのだけど、
B'wayのはわりとあっさりとしていて拍子抜けした。
以上の二つだけ見ると、WEは怖くて暗め、B'wayはポップで明るくといったイメージだけど、
ミス・アンドリューだけは例外。
WEはただの厳しいおばさんだったけど、B'wayは明らかに人間離れしていた。
メイクからして悪魔か何かみたい。
これはメリーとの対決を際立たせる為かも知れない。
このシーンのメリーはWEでもB'wayでもかなり怖いので、「悪との対決」と位置づけるには、
ミス・アンドリューに明らかな悪者になってもらったのだと思う。
ちなみに演じられているRUTH GOTTSCHALLは、後述のヴィクトリア女王役も兼ねている美しい女優さん。
演技とメイクの力ってすごいなぁ。
全体的にWEとB'wayを較べると、前者は「自分達の生活圏の中のちょっと不思議な話」、
後者は「海の向こうの国の魔法の街のおとぎ話」といった感じがする。
「JOLLY HOLIDAY」に出てくるヴィクトリア女王を例に出すと分かりやすいのだけど、
WEはバッキンガム宮殿前の有名な彫刻が動き出すのに対して、
B'wayは生身の若い女王が登場する演出になっていた。
地元とアウェイ、それぞれどちらも甲乙つけがたいと思った。
ところで写真はお土産コーナーにあったチャームブレス。
メリーの帽子、パラソル、バッグ、ブーツ、影絵、姿見に「Practically Perfect」とプリントされたものに加えて、
ジンジャーブレッドを型どった星型のチャームがいくつか付いて芸が細かい。
WEでは見かけなかったのでつい買ってしまった♪
ちなみに、勿体無くてまだ着けたことはない。