メガヒヨの生息日記

メガヒヨ(観劇、旅行、鳥好き)のささいな日常

メガヒヨ in SWISSその12 《ユングフラウヨッホ編・上》

2014年01月11日 | メガヒヨのホリデイ


ようやくクライネ・シャイデックに到着。
メンリッヒェンを出たのが9時半ころ、そしてランチを済ませて着いたのが13時近く。

 
山岳リゾートであるこの地。
メガヒヨは前世紀、卒業旅行で来た。オシャレなホテルや山小屋が建ち並ぶその光景は、昔も今も変わらない。


その雰囲気を売店の萌えキャラがぶち壊し。
やめてよ日本人…と思ったら、辛ラーメンの宣伝。
つまりは韓国産だった。


これから向かうはユングフラウヨッホ展望台。
乙女(ユングフラウ)の肩(ヨッホ)という名のこの地には、ヨーロッパで最も高い位置の鉄道駅がある。
しかも開通したのが1912年なので100年前。
スイス人って本当に偉いなぁ。

卒業旅行のときも展望台には行ったのだけれど、その日生憎の吹雪。
外に出るなんてとんでもない、窓から見える景色は叩きつける雪のみだった。
結局、高山病の恐怖におびえつつ、氷の彫像だけ見て帰って来た思い出しか残っていない。
今回はそのリベンジ・マッチなのだ。

それじゃあJB登山鉄道のチケットを買おうっと、と駅舎に入るメガヒヨ。


ユングフラウヨッホ "トップオブヨーロッパ"のチケットは120スイスフラン、
ハーフフェアカードで60スイスフランだね。


…と窓口に並ぶと目に入ったのは、非情なる完売告知。
本日のユングフラウヨッホ行きのチケットは売り切れだって…orz。
XX年越しのリベンジはどうなるのぉ~!!

行列には日本人の方もいらしたので、しつこく確認させてもらう。
その方々もユングフラウヨッホに行くのを楽しみにしていたようで、「明日またこなきゃね。」とがっかりされていた。

メガヒヨはスケジュール上、明日くるのは難しい。
ついては次の駅のアイガーグレッチャーまでのチケットを買って、ちょっとでもJB登山鉄道に乗ろうと考えた。


赤くてかわいい登山電車。
これも卒業旅行のときと変わらないなぁ。


ユングフラウヨッホ駅へのプラチナチケットを持ったお客さんたちが乗り込む。

 
自分は短い乗車だけど、椅子に座って車窓を楽しむことにした。


あっという間に到着したアイガーグレッチャーで下車。
こちらでは電車は5分停車する。
駅からユングフラウの雄大な景色を見るにつれ、このまま帰るのは惜しいという気持ちが湧いてきた。
そこで電車に戻り、車掌さんに、ユングフラウヨッホ駅へのチケットを売ってもらえないかとダメ元で直談判してみることに。


するとよほど切羽詰まっている様に見えたのか、車掌さんはチケットを売ってくれた!!
何てついているんだろう。ありがとうっ! ありがとうっっ!!
メガヒヨは電車に戻ることが出来、そのまま登山の旅を続行することになった。
ただこれはラッキーな例なので、確実にユングフラウヨッホに行きたいのなら朝のうちにチケットを買っておくことをおすすめする。
指定ではないので、何時の電車に乗るのも自由だからね。


さぁ、再び座席に。
モニターには走行位置と標高の表示がされるよ。
高さが進むに反比例し、車内気温がぐんぐん下がってくるのが分かる。


電車はアイガーの岩盤をくり抜いたトンネルを走る。
途中駅であるアイガーヴァント、アイスメーアでは5分ほど停車時間が設けられ、展望窓から景色を楽しむことが出来る。


これが登山の難所、アイガー北壁からの景色。雄大だなぁ…。


そんなこんなで一時間弱の電車の旅を経てユングフラウヨッホに到着!!
さっきはテンパっていたから気付かなかったけど、車両に日の丸マークと大津という字が入ってるね。


卒業旅行のときと同じ場所で写真を撮ってみる。
後ろのドアが木製からアルミに変わったりして、年月の経過を感じさせるなぁ~。
もちろんメガヒヨの中の人も(笑)
ちなみに一緒に来た友達のYちゃんは現在、かわいい男の子のお母さんとなっているよ。

 
ユングフラウヨッホには世界で一番高い場所にある郵便局がある。
一目瞭然だけど、このポストは日本から贈られたもの。


絵ハガキを出した後は、岩盤をくり抜いて造られた通路を歩いてスフィンクス展望台に向かう。


展望台から出ると、視界は雪と氷の世界!!


メンヒの頂上がよく見える。


反対に見えるのはユングフラウの頂上。


どこでもこの南京錠のおまじないは見かけるなぁ。
永遠の愛を誓うというのは世界共通のルールかな?


この展望台ではメンヒ頂上をバックにする写真スポットが大人気だった。
メガヒヨの中の人も親切な方に写真を撮っていただく。


ユングフラウ側で写真を撮る人は少なかった。
こんな感じで逆光になっちゃうからね。
でもユングフラウヨッホに来たからには、ユングフラウと記念写真を撮った方がいいと思うよ。

 
そんなわけで展望台の景色を360度楽しんだメガヒヨ。
XX年越しの想いを果たしたのであった。