集会などが自粛ムードの中、今月の護摩供の厳修も中止すべきか考えましたが、
このような時であるからこそ、
「お不動様の護摩祈祷が必要である」と護摩供を厳修いたしました。
この風邪(ふうじゃ)を吹き飛ばすには
それだけの大きな護摩を焚かなければならないのです。
今日の護摩供はいつもに比べ、上がる火の高さが大きく
熱さもこの時期にしてはきつく、ジリジリと皮膚がやけるようで、汗がほとばしるくらいでした。
昨日、山主の護摩木の九字が入らなかったのは
これら生き霊、死霊、怨霊によるものです。
生き霊も死霊、怨霊がこれでもかと山主に向かってきますが、
「百八支の護摩」でこれらの霊を祓いのけました。
また、本日は一霊の霊界施餓鬼一粒萬福法要のご依頼を受けておりましたので
不動護摩の際に護摩と霊界施餓鬼で法要を行わせていただきました。
故人様は、大きな護摩の炎にあたり浄化され、大変感動されていたそうです。
霊界は、冷たい世界ですので、大きな護摩の炎が喜ばれるようです。
護摩のあと
霊界施餓鬼一粒萬福法要でご供養されました故人様は、
神様に送られて霊界にお帰りになられます。
施主様は、遠方のためお越しになることは叶いませんでしたが、
本日護摩に参加された皆さんにもお見送りいただき
「ゆかりの無い方々にこれだけ手厚く送っていただいて有り難い」と、
感激されながらお帰りになられました。
遠方の方、電車通勤の方、電車でお参りの方には
本日の護摩供の参加をご遠慮いただきましたこと、御礼申上げます。
南無大師遍照金剛