今日は春分の日、彼岸の中日です。
昔の人は、この春分を自然に感謝し春を祝福する日ととらえていました。
また、日本にはこの日の前後にご先祖様への感謝の気持ちを伝えるためにお墓参りに行く習慣があります。
私、貞観も主人と早朝から住友家のお墓参りに行ってまいりました。
昨年の台風で橋脚が傾いた恋野(こいの)橋 の架け替え工事も終わり
初めて橋を渡ってお墓参りができました。
綺麗にお墓を掃除し、墓前でご先祖様に日ごろの感謝を込めてお経を上げさせていただきました。
寺に戻り、紀ノ川を挟んだ山々を見渡すと、今週月曜日は雪景色でしたが
もうすっかり春の景色です。
1週間の中で冬から春への移り変わりを楽しむことができました。
寺に戻り、11時よりご依頼いただきました七軒の霊界施餓鬼一粒萬福法要と
通常の彼岸供養をさせていただきました。
お不動様曰く、
世界中がおかしくなっているのは、
人間が好き勝手し、多くの生き物の命を粗末にしているせいである。
人間は、その償いをさせられているのである。
この償いのためには、
霊界施餓鬼一粒萬福法要が肝心である。
この法要は単に故人の供養にとどまらず、
その供養をとおして
萬霊の供養につながる供養です。
この霊界施餓鬼一粒萬福法要では、供養物の一粒ひとつぶに
お性根入れをして物実(ものざね)とし、現世と霊界を流通する供養物にします。
※物にお性根入れをしたものを「物実」と言います。
この供養物は霊界では食べ物として施主様があらゆる霊に施されます。
施主様からこの供養が効くと言われる理由は、
山主の修法によって供養物が物実となっているので
霊界で通用するお供えものとして届けることができ、
ご先祖様の供養にとどまらず、萬霊に供養することになるからです。
そしてその功徳は、手向け供養をした施主様に還ってきます。
どのような形で還ってくるかと申しますと
見えない力(陰徳と申します)となって
施主様の窮地を救っていただけたり、
繁栄のためにお力添えをいただくことができるのです。
霊界施餓鬼一粒萬福法要をされた方のおかげ話はいろいろございますが、
今後ご紹介させていただく予定です。
合掌