本日は、秋の彼岸会を厳修いたしました。
ご供養をお申し込みくださいました施主様が、皆様遠方ですので
本日の参拝者は、二名様だけでございました。
ご来寺の施主様とは、
久しぶりにお逢いいたしましたので、山主とお話が弾んでしまい、
12時からのご供養となりました。
山主が「いっぺんに八霊の供養は大変や。大勢霊がくるやろ、なかなかえらいわ・・」と。
ご供養の合間に説法を挟みながらのご供養となりましたので
ご供養は15時前までかかりました。
オーブが沢山写っておりました。
ご供養後は、信者様と一緒に美味しく、楽しくお食事を頂きました。
当山のお食事はすべて手作りですので、召し上がった方は何方も
「家庭の味ですね」「田舎を思い出す」「こんなの食べたの久しぶり」など
喜んでくださいます。
今日、参拝の信者様は現在でも幸せにお暮らしになっているのですが
「私たちの幸せはご先祖さまがお徳を積まれた賜です。有り難いです」と
感謝されております。
そのお徳のお蔭で、現在も幸せにお過ごしなのですが、
使うだけでなく跡取りの方にもこの幸せが続くようにと
供養を続けられ、お徳の貯金をされています。
また20代ですが当山で供養を続けられている施主様から
ご依頼いただいた供養もさせていただきました。
当山で供養を続けられるうちに、徐々に自分の知らない
ご先祖様のことを分かっている限り知らなければならないと思われたそうです。
このようなことを思われと言うことは、
それだけ先祖との絆が強くなっている証でもあるのです。
この施主様はご実家に帰られたとき
祖父母から遠いご先祖様の話をお聞きしているそうです。
今回、ご供養を申し込まれた故人様は、
五代前のご先祖様の中で、内縁の妻にあたる方がおられ
家系図の中にも残されず供養もされていない様子なのでと
お彼岸の供養をお申し込みになられました。
山主がこの霊(故人様)に話しかけられ、
「私は内妻ではない。本妻です。」と、
きっぱり言われそうです。
故人様は、本妻の扱いも受けられずに
無念の思いでお亡くなりになられたのではないでしょうか。
当山での霊界施餓鬼一粒萬福法要を受けられたことで、
(施主様のお蔭で)
○○家系の一族として認められたことに
大変お喜びのご様子だったそうでございます。
ご供養の後、この施主様には
「この人は一つの支店を任されるほどになるな」と
山主が申されておりました。
ご先祖と我々子孫の関係は「持ちつ持たれつ」の関係です。
先祖供養は先祖のためだけではありません。
自分や孫の為でもあるのです。
南無大師遍照金剛