貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

再度の関口芭蕉庵

2017-05-23 09:07:54 | 日記
再度訪問「関口芭蕉庵」

2016(平成28)年12月17日

前回は、紅葉の時季の火曜日、定休日で

外観を楽しんだ。

 今回は、渋谷へ行く前に近いということで、

急遽取り入れ。

 神田川沿いをえっちらおっちら。

 神田川がこんなにきれいに整備されている

とは、想像を遙かに越えていた。

こまつかばしのすぐ傍。流石に師走半ば

過ぎ、すっかり冬の装いであった。

それでもまだ多少色づいた葉がしがみつい

てるような風情も見られた。

 暖冬なのだろうか。

芭蕉庵の脇の入口から入園。

 誰もいない感じである。

中は流石に風情そのもの。ゆったりまった

りでもある。

 バショウがすぐ目につく。

『関口芭蕉庵案内記』によると、

 芭蕉が34歳から37歳までの4年間、

神田上水の改修工事の監督をしていた時の

居住地である。

 芭蕉堂内には、芭蕉翁と、高弟の其角・嵐雪・

去来・丈草の像が安置されているという。

 芭蕉の像は、大津市の義仲寺の翁の墓下の

土を持って来て、陶工一瓶が造ったという。

さみだれの松は、1963年9月に枯死。

 さみだれ塚として、また、夜寒の松も夜寒碑

として今なお尊ばれている。

広重の「名所江戸百景」のひとつにこの芭蕉

庵は二つの松とともに描かれている。

 その昔は、早稲田田園地帯であったのも懐か

しい。

芭蕉句碑は、

 古池や 蛙飛び込む 水の音

 伊藤松宇の句は、

 真中に 富士聳えたり 国の春

 ゆっくりとひょうたん池も眺め、当時の芭蕉の

過ごし方を想像することもできた。

 大満足!

 芭蕉庵の出口で、高田馬場か早稲田の駅へ行く

道を探していると、現在の管理人(?)の方が

見え、高田馬場駅まで徒歩で行く道を丁寧に

教えて下さる。

 ありがたきかな。

高田馬場駅まで歩くことにする。

神田浄水こまつか橋



季節は巡り・・・橋より関口芭蕉庵を



芭蕉庵入口・・・管理人さんのお家かな



バショウも見事に!







苑石湖の詩碑



苑石湖



夜寒の碑



さみだれ塚・・・芭蕉墓石









伊藤松宇の句碑





芭蕉堂を臨む





芭蕉堂・・・パンフレットも販売・・・無人・・・300円於いて黙して御礼